「ミネオラ4383」2006/05/14 08:10

 伊予柑、八朔が終ってからの柑橘類に、適当なものがなくて、甘夏はどうも、 などと思っていたら、数年前からデコポンなるものが登場した。 むきやすい し、手もベタベタにならず、中の皮が薄いから、そのままでも食べられる。 も っぱらデコポンにしていたのだが、熊本が産地で、まだ栽培面積が少ないのか、 少々値段の張るのが難点だ、と思っていた。 すると今年、似た味で半分くら いの値段の物を見つけた。 「ミネオラ4383」。 濃いオレンジ色で、デコポ ンのような出ベソがあり、デコポンと同じように扱え、味が濃い。 サンキス トなどで出している。

 「4383」というのが何かわからないから、検索エンジンのご厄介になる。 サ ンキストのホームページなどによると、「ミネオラ」は「ダンカン・グレープフ ルーツ」と「ダンシイ・タンジェリン」の一代雑種だという。 デコポンとい うのが、「清見オレンジ」と「中野3号ポンカン」の交配種だということもわ かった。 ところでサンキストというのは、カリフォルニア州とアリゾナ州の 6500軒の柑橘フルーツ生産農家で構成されている生産団体で、100年以上の歴 史があるのだそうだ。 JAじゃなくてAA「オレンジ・カリ・アリ」というわ けだ。 「4383」は、結局、なんだかわからなかった。 供給期間は、12月 後半~4月一杯とあったので、もう終わりなのかと果物屋で訊くと「まだあり ますよ」と言う。 まだ扱いが少ないので、商品知識がないのかもしれない。