サミュエル・ジョンソンと「第二の知識」2006/11/13 07:02

 閑居からこのところ連日出かけていて、11日の土曜日は雨の中を伊丹レイ子 名誉教授の「復活!慶應義塾の名講義」vol.8を聴きに三田へ行った。 伊丹先 生は商学部で教えていらしたので習ったことはないが、ご夫妻でいつも福澤諭 吉協会の旅行や土曜セミナーに参加されるので、顔なじみなのだ。 「雨の中 をよく…」と言われたら「学問のためなら、雨や大砲の音を厭わないのは塾の 伝統ですから」と言おうとひそかに思って、西校舎519番教室に入った。 残 念ながら、笑顔でのご挨拶に留まった。 伊丹先生は1925年のお生れという から81歳か、お元気である。 予想通りの凛とした講義をなさった。

 演題は―What Did Dr.Johnson Say?―「1755年に「英語辞典」を単独編纂 した英国の文豪サミュエル・ジョンソン博士の語録」だった。 いきなり英語 で始められたので、一瞬、全部英語かと心配した。 門外漢の私がサミュエル・ ジョンソンを知っていたのは、その語録の一つによるものだった。 学生時代 に読んだ、慶應の図書館学科の先生だった藤川正信さんの『第二の知識の本』 (新潮社ポケット・ライブラリー1963年)の扉に掲げられていたその言葉は、 大きな影響を私に与えた。 そうか、それでいいのか、と気持を軽くさせてく れたのだ。

 「知識には二種類ある。自分で何かを知っているか、知りたいものについて 何を調べたらいいかを知っているか。」

 伊丹先生は、講義内容の詳細なプリントを用意して下さっていたが、その内 のサミュエル・ジョンソンの語録の中に、当然のように、その言葉はあった。  最初に出合ってから、43年ぶりの再会ということになる。

 Knowledge is of two kinds. We know a subject ourselves, or we know where we can find information upon it.(1775)

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