高校の同級生と落語を聴く2007/10/27 00:54

 25日は第472回落語研究会。 仲間が一人来られなくなったので、高校の同 級生で、大学時代落研にいた友人をさそった。 すると、別の仲間が友達を連 れてきており、その友達というのが、偶然にも高校時代にごく親しくしていた 友人だった。 おー、おー、ということになった。 今年は高校入学50年、 長い長いつきあいである。

「看板のピン」      立川 志の吉

「転宅」 柳家太助改メ  柳家 我太楼

       「城木屋」        桂 歌丸

         仲入

「蜘蛛駕籠」       入船亭 扇遊

「真田小僧」       柳家 さん喬

立川志の吉は、ケータイに自分の名前を打ち込んだら、「立川市の基地」と変 換した、自分は昭和記念公園じゃあない、といった。 立川流にしては、まっ とうな芸だった。 生ものだと思っていた「赤福」が冷凍食品で、もはや信じ られるのは落語だけだという。 殴るのが本来のボクシングが抱え投げし、投 げ飛ばすはずの大相撲で殴る、というところを、言い間違えて、面白くなくな った。 「看板のピン」でも、壺皿を「ふせろ」というのと、掛け金を「張れ」 というのを、言い間違えた。 落語研究会というので、かなり緊張していたの だろうが、稽古不足は否めない。

高校生の頃、きだみのる原作、渋谷実監督の『気違い部落』(1957年・松竹) という映画で見て覚え、遊びにやっていた「チョボイチ」で、張り手の配当が わからず、適当にやっていた。 志の吉が「チョボイチ」のルールを説明した ので、それがだいたい4倍だとわかった。 ひょんなところで、50年の懸案解 決であった。