冬晴れの清澄庭園・涼亭で句会2008/01/29 07:34

 27日は「夏潮」新年会行事の第三番、吟行会が清澄庭園で行われた。 まさ に冬晴れ、風は少し冷たかったものの、絶好の天気となった。 前日の反省か ら、早目に出かけ、庭園での作句の時間を持つ。 多層塔下の日だまりのベン チに和子さんがいらしたので、近くに陣取って、しばらく池を眺める。 風が 起こると、水面の煌めきが川の流れのように動いていくのが、美しい。 都鳥、 尾長鴨、きんくろはじろ、鴛鴦などなど、あるものは航跡を光らせて行き交い、 あるものは空を翔る。

 句会場の涼亭は、池に突き出した数寄屋造り、明治42(1909)年英国から の国賓、キッチナー元帥を迎えるために岩崎家が建てたというので、天井が高 く、三方のガラス戸越しに眺める、冬晴れの庭園のパノラマは、贅の極み、最 高の句会場であった。

 26人の参加、五句出句で、今日は五句選。 だが、反省の効無く、4点に留 まった上、主宰選はゼロだった。 選句していただいた句だけを書いておく。

 ちゃん付けの神輿仲間や初不動

 江戸の空平成の空みやこどり

 花八ッ手縁側のある家のこと