『新書マップ』と『想―IMAGINE』 ― 2008/03/08 07:54
4日放送の「爆笑問題のニッポンの教養」は、File 030「検索エンジンは脳 の夢を見る」高野明彦国立情報学研究所教授が登場した。 情報爆発の海を泳 ぐ新たなツールとして、2002年「連想検索エンジン」を生み出した人だそうだ。 人はネットの「キーワード検索」なしには、生きていけないようになった。 だ が、頭の中に留まっている情報が、すごい細切れで、文脈を持たないものにな っているのではないか、それはまずい。 連想によってそのへんをやれないか、 と考えたという。
そして開発された「連想検索」の実例を、三つ紹介していた。
○『新書マップ』…新書をテーマで分類し、書棚に並んでいる形で見せてく れる。 「連想検索」は、言葉の重なりをカギに、“近い”情報をピックアップ し、頻出キーワードも抽出する。
○『BOOK TOWNじんぼう』…神田神保町の85の古書店の古書35万冊を 「連想検索」できる。 古書店はそれぞれの店が専門分野の本を集めている、 それはすなわち分類を自動的にやってきたということだ、その価値を生かさな い手はない、という。
○『想―IMAGINE』(高野教授の最終兵器)…異なるデータベースを横断して 「連想検索」できる。 それは神保町の古書店街を逍遥するように、集めてお くことに意味があり、偶然の出会いや、いろいろ思考したり、インスピレーシ ョンが働いたりする。 「キーワード検索」でない面白さ、楽しさ、興奮をウ ェブ上で再現する挑戦だという。
「高野明彦」で「キーワード検索」すれば(笑)出てくるので、さっそく、 『新書マップ』と、『想―IMAGINE』(ここには三つ全部入っている)を試し てみる。 いろいろと使えそうな気はする。 お試しを。
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