落語研究会通い満40年 ― 2008/03/31 07:30
3月27日は第477回のTBS落語研究会だった。 案内のハガキに、「この3 月、当会は、昭和43年3月の第1回から40年を数えました。その時からずっ と同じ席で、今もお聴きくださっている方はじめ、お出かけくださるすべての お客様に、心からお礼申し上げます」とあった。 ずっと同じ席ではないけれ ど、定連席券を持って聴き続けてきた私も、その一人である。 何人いるか知 らない。 66歳の私は、当時26歳だった勘定になる。 その間、立身出世を せず、東京都外や外国に住むことも、長期の入院も入獄もなく、平々凡々たる 人生を送れたのは、ひとえに落語の神様のおかげかもしれないと、思うのであ る。
「転失気」 柳家ごん助改メ 柳家 ほたる
「粗忽長屋」 柳亭 左龍
「彌次郎」 入船亭 扇橋
仲入
「豊竹屋」 古今亭 志ん輔
「うどん屋」 柳家 小三治
いっしょに通っている仲間のうち、ただ一人、学生時代のオチケン出身で、 いまでも趣味の高座を務める友人が、稽古日で来られなかった。 その席を、 別の仲間のお母上が利用したので、無駄にならなかった。 小三治が出る回は 聴きたいとおっしゃるのだから、かなりの通である。 同級生の母上ゆえ、い うまでもなくかなりのご高齢だ。 そのお元気と気力にあやかりたいものだと 思う。 40年ぐらいで、威張ってはいられないのだ。
小人閑居日記 2008年3月 INDEX ― 2008/03/31 08:22
3791 詩人たちの言葉<小人閑居日記 2008. 3.1.>
3792 春風亭一之輔の「代脈」<小人閑居日記 2008. 3.2.>
3793 桃月庵白酒の「今戸の狐」<小人閑居日記 2008. 3.3.>
3794 「中橋」と古医方の医家<小人閑居日記 2008. 3.4.>
3795 市馬の「蒟蒻問答」<小人閑居日記 2008. 3.5.>
3796 権太楼の「百年目」<小人閑居日記 2008. 3.6.>
3797 外付けのハードディスク<小人閑居日記 2008. 3.7.>
3798 『新書マップ』と『想―IMAGINE』<小人閑居日記 2008. 3.8.>
3800 「今日の(渋沢)栄一」というブログ<小人閑居日記 2008. 3.9.>
3801 ACADEMIC RESOURCE GUIDE(ARG)ブログ版<小人閑居日記 2008. 3.10.>
3802ウェブで読む福沢の出版事業、時事新報、交詢社<小人閑居日記 2008. 3.11.>
3803 写真展「四季燦々」を見る<小人閑居日記 2008. 3.12.>
3804 夢枕獏『宿神』の西行<小人閑居日記 2008. 3.13.>
3805 「宿神(しゅくじん)」とは何か<小人閑居日記 2008. 3.14.>
3806 待賢門院璋子のこと<小人閑居日記 2008. 3.15.>
3807 十七歳上の女<小人閑居日記 2008. 3.16.>
3808 「陽炎」と「目刺」の句会<小人閑居日記 2008. 3.17.>
3809 私の選句と「陽炎」の歴史<小人閑居日記 2008. 3.18.>
3810 現代アートと企業の支援<小人閑居日記 2008. 3.19.>
3811 現代アートと現代詩の難解さの違い<小人閑居日記 2008. 3.20.>
3812 待賢門院の子、後白河法皇<小人閑居日記 2008. 3.21.>
3813 吉田修一さんの『悪人』<小人閑居日記 2008. 3.22.>
3814 戦前や戦中の気の毒さ<小人閑居日記 2008. 3.23.>
3815 諸田玲子著『希以子』の時代<小人閑居日記 2008. 3.24.>
3816 「きいちゃん、満州へ来ないか」<小人閑居日記 2008. 3.25.>
短信 3817 『永日小品』を味わう<等々力短信 第985号 2008.3.25.>
3818 強き者よ、汝の名は女なり<小人閑居日記 2008. 3.26.>
3819 谷村志穂さんの『黒髪』<小人閑居日記 2008. 3.27.>
3820 白系ロシア人<小人閑居日記 2008. 3.28.>
3821 ロシア語の手紙と一葉の写真<小人閑居日記 2008. 3.29.>
3822 大井町線に急行走る<小人閑居日記 2008. 3.30.>
3823 落語研究会通い満40年<小人閑居日記 2008. 3.31.>
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