わか馬の「六尺棒」 ― 2008/05/02 06:51
30日は、4月13日に並んで(4月22日の日記)手に入れたTBS落語研究 会41年目の初回だった。 数えて第478回、三宅坂の国立小劇場。
「六尺棒」 鈴々舎 わか馬
「風呂敷」 三遊亭 歌武蔵
「胴乱の幸助」 桂 小米朝
仲入
「芋俵」 林家 正蔵
黒田絵美子作「干しガキ」 柳家 さん喬
鈴々舎わか馬、出囃子が何と「スーダラ節」。 噺家らしいすっきりとした顔 かたち、ベテラン風だが33歳、平成9年鈴々舎馬桜の門に入り、12年6月二 ッ目、18年から鈴々舎馬風門下に移門(あまり聞いた事のない言葉)したとい う。
三道楽のマクラをふって始めたが、だらだらとつまらぬ話をして、すぐ汗を かく。 落語協会の紹介ビデオを見たら、マクラが苦手だと話していた。 「六尺棒」、道楽息子の名を「あた・くし、さん」、親父を「あた・しーさん」 かと、聞き返すのが、新工夫か。 相談もなく22年前に、この世に生み出さ れたのが、人権蹂躙で、世界中で暴動が起きる。 親父は金を貯めるだけ貯め て使わないから、日本経済は停滞する、と。 この噺、前段で親父に言われた ことを、後半息子がやり返すのが聴かせどころなのだが、面白くなかったのは、 親父と息子の語り分け(描き分け)が、きっちり出来ていなかったからではな いだろうか。
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