好奇心の泉源、雑学の模範2008/08/04 06:30

 「等々力短信」や「小人閑居日記」には、好奇心のおもむくままに、広く、 浅く、いろいろなことを書いてきた。 雑学とでもいうか。 その起源の一つ に、西岡秀雄先生の影響があるのかもしれない、と思う。

 ともかく実際に見聞し、体験しろということで、「文化地理研究会」(「モンチ」 といっていた)は大学4年間に日本一周ができる旅行を実施していた。 私も 行っていない場所の回は参加して、山陰・山陽、北陸・佐渡、岐阜・高山、東 北などに行った憶えがある。 世界各国の料理の食べ歩きの会もあった(これ はほとんど参加していない)。 自分達が担当した時は、お酉様や羽子板市、ボ ロ市など、都内の年中行事を見て歩いた。 三田祭には、銀座の実態調査、公 園の調査、すしや・そばやから見た東京の発展などの研究をした。

 西岡先生は、膨大なスライドや録音などの研究資料を整理保存しているほか、 例えば世界各国のトイレットペーパーなどの現物をたくさん収集していた。  のちにトイレットの権威として世に知られるようになった。