慶應高校二回戦、高岡商に快勝 ― 2008/08/12 07:10
11日甲子園に二度目の塾歌が流れた。 三色旗が強い風にはためいていた。 慶應高校は、富山の高岡商業に5-0、田村、只野の完封リレーで快勝した。 甲子園での2勝目は、なんと1920(大正9)年の準優勝時以来、88年ぶりと いうから、それを観た人は、ほとんどいないだろう。 現在の富田正文作詞、 信時潔作曲の塾歌は、私の生まれた昭和16(1941)年の1月10日、福沢先生 誕生記念会当夜に三田の大講堂で発表されたというから、この塾歌が甲子園で 二度流れたのは初めてということになる(明治37年制定の旧塾歌というのが あった)。
慶應は、高岡商の軟投型サースポー、福島(2年)に眩惑されかけた3回1 死、9番溝口、1番内藤がセンター前に連続ヒットして1・3塁、内藤が盗塁し て2・3塁、3番福富の左前ヒットで1点。 3番山崎の1塁ゴロで本塁に突入 した内藤がタッチアウトになった2死後、4番鈴木裕のセンターオーバーの二 塁打で、福富と山崎が帰り、合計3点を先制した。 粘り強い攻撃で、福島の 高目の速球を狙ってセンター中心に弾き返したのが成功した。 5回にも、福 富のレフト左を破る二塁打で1点、8回にも7回から田村をリリーフした只野 の2死後の二塁打で1点を加えた。
田村は1回戦の松商学園の時より安定していて、7回を3安打、102球、完投も十分可能だと思われたが、上田監督は先のことを考える余裕をみせて、只 野にスイッチ、両投手で5安打の完封リレーとなった。 つぎは青森山田高校 戦、ますます楽しみになってきた。
エンジョイの根性に勝つ涼新た
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