慶應高校、優勝以来92年ぶりの夏三勝 ― 2008/08/15 07:56
慶應高校の夏三勝は、第二回大会以来92年ぶりだというから、それを観た 人はさらにいないだろう。 青森山田高校、渋谷監督の顔に見覚えがあるから、 甲子園の定連なのだろう。 慶應は1回、四球の内藤を福富がバントで送り、 3番山崎がセンター前にヒットして、いきなり1点を取った。 その後、青森 山田の木下投手を打ちあぐね、6回までで山崎の3安打と内藤のセンター前の 計4安打しかできなかった。
一方、慶應は田村が2回に死球を二つ与えたり、3回、4回、5回もランナー を許す展開となった。 しかしバックがよく守って、4回はサード福富、5回 はセカンド山崎の好守から、ともにダブルプレーを取り、青森山田のあと一本 を許さなかった。
慶應上田監督は、7回ツーアウトを取ったところで、田村から只野にスイッ チ、あとの談話で「回の頭からだと力むので」という横浜高校の部長に聞いた 作戦と笑っていた。 ところが、その只野、いきなり豊田にレフトオーバーの 二塁打を打たれ、この後もショート斉藤の好守に救われたのだった。 その7 回裏、慶應は四球の只野を鈴木亮がバントで送り、斉藤のセフティーバントを 捕手が取ったがヒットで1・3塁、溝口がワン・スリーから3塁前にスクイズ を決め、貴重な1点を追加した。
終わってみれば、慶應7安打、青森山田5安打、2-0の完封リレーでの勝 利。 紙一重の接戦を堅い守りでしのいで、ベスト8進出。 本日、強打の沖 縄、浦添商業戦に臨む。
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