大河ドラマ『篤姫』雑感2008/10/23 07:14

 大河ドラマ『篤姫』は、評判がいいそうだ。 このところ和宮との嫁姑問題 で、少しちんたらしている観があるが、幕末の激動が背景にあるので、その面 白さに引っぱられていく。 年寄滝山を演っている稲森いずみが美しい、と思 っていたら、最近ブレークして、そっちこっちに顔を出している。 和宮の母 親、観行院をやっていた若村麻由美も、きれいで若くて、和宮よりいいくらい だった。 メタボの見本のようなお坊さんと結婚して、その旦那が亡くなった のだったか…。

 評判がいいといわれるのは、若い人も、とくに女性が見ているかららしい。  まず、篤姫と小松帯刀の若き日の恋と、その後なんてものを、ドラマに仕組ん だ田渕久美子の脚本の手柄だろう。 女がみんな強くて、しっかりと自己主張 しているのも、現代にマッチしているのかもしれない。 その点で、頼りない 尚五郎が爽やかな小松帯刀に成長していった瑛太や、バカ殿のふりをしていた 家祥(将軍になって家定)をやった堺雅人、家茂役の松田翔太(松田優作の次 男だそうだ)などが、男の頼りなさを体現したのが大きいだろう。 それで万 事はうまくいくのだ。