1月10日から「未来をひらく福澤諭吉展」 ― 2008/11/20 06:30
17日の「「七五三」と「八手の花」の句会」に、「「福澤展」事務局です」と いうコメントが付いて、びっくりした。 さっそく、応援団になる申し込みを した。 「未来をひらく福澤諭吉展」は、2009年1月10日(土)から3月8 日(日)まで上野の東京国立博物館 表慶館で、開かれる予定になっている。 慶 應義塾創立150年記念、テーマは「異端と先導―文明の進歩は異端から生まれ る」、「その時、福澤は何を考え、どう行動したか。」という副題がついている。 展覧会の狙いに、こうある。 近代日本の進むべき道を提唱した福沢は、当時 の知識人がこぞって官職を求めたなかで、生涯、無位無冠の一市民であること を貫いた。 たとえ「異端」と見られても、思ったことを堂々と述べる勇気と 気品――福沢は、そのような姿勢にこそ、文明の進歩があると信じた思想家だ った、と。
展覧会は7つのパートからなる。 ○第1部「あゆみだす身体」…「身体」 をすべての基本と考えた福沢、その身体観にそった日常生活を再現。
○第2部「かたりあう人間(じんかん)」…男女、家族、市民の交わり。新 しい社会をつくる「人間交際(society)」の構想。
○第3部「ふかめゆく智徳」…「独立自尊」の個人を育てるための教育活動 を、福沢自身の知の形成とともに紹介。
○第4部「きりひらく実業」…一国の独立の基礎として奨励した「実業」世 界。門下生の地方での奮闘にも光をあてる。
○第5部「わかちあう公」…演説の創始、『時事新報』の発行など、新しい メディアをとおした活動。
○第6部「ひろげゆく世界」…海外体験やアジアへの視点など、国際社会と の取り組み。
○第7部「たしかめる共感」…福沢門下の経済人による美術コレクションと、 慶應義塾ゆかりの名品。
期待がいっぱいの、楽しみな展覧会だ。 あと50日に迫った。
5月2日(土)~6月14日(日)福岡市美術館、8月4日(土)~9月6日 (日)大阪市立美術館に巡回する。
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