猫額庭の草むしり2009/02/15 08:27

 南風が吹いて気温が上がった13日の金曜日の夜、わが猫額庭にヒキガエル が出た。 家人が外に出ようとしたら、大きいのが足許にいて、キャアキャア 言っている。 一昨年は確か、ぴたり啓蟄の日に出て、わが家のヒキガエルも 俳人よなあ、と思ったことであった。 今年の啓蟄を調べると3月5日だから、 半月以上早く出て来て、俳人というより、おっちょこちょいであることがわか った。 長く住み着いていると、猫額庭主人に似るのかもしれぬ。

 14日のバレンタインデーは、夜中に春一番が吹き、さらに暑くなった。 朝 の内の雨が晴れたら、今度は主人公が猫額庭に出て来て、芝生の草むしりをし ている。 閑居を始めた頃、庭の草むしりをしていると書いたら、「ガーデニン グですか」という人がいた。 そんな洒落たものではないので、苦笑するしか なかった。 雑草は、抜いても、抜いても、出てきて、閑居にはもってこいの 相手である。 「ベトナム戦争のようだ」と譬える、主人公はそんな時代の人 間である。

 「雑草という植物はない」と言ったのは、昭和天皇だったか。 しつこい雑 草で、子供の頃から見ていて、名前を知らないのがある。 昭和天皇に合わせ る顔がないので、写真を撮った。 お分かりの方は、ご教示を願いたい。