渋沢敬三の「絵引は作れぬものか」と「実業史錦絵絵引」2009/07/23 05:45

 先ごろ『渋沢敬三という人』を13回にわたって連載したが、その渋沢敬三 が昭和29年3月7日に書いた「絵引は作れぬものか」という文章を、インタ ーネットで読むことができる。 2008年3月9日「今日の栄一」(渋沢栄一) というブログがあることを、紹介したことがあった。 その「今日の栄一」も カテゴリーの一つになっている、実業史研究情報センター(財団法人渋沢栄一 記念財団)・ブログ「情報の扉の、そのまた向こう」である。

http://d.hatena.ne.jp/tobira/

 その時と同じく、このたびの一件も、私のブログにたびたびコメントを寄せ てくださる「やまもも」さんのブログ「やまもも書斎記」で知った。

 「情報の扉の、そのまた向こう」の7月15日「センターニュース」に、「『実 業史錦絵絵引』公開」という記事がある。 その日に一般公開された「実業史 錦絵絵引」は、明治初期の家造りをテーマにした「衣喰住之内家職幼絵解之図」 というものだ。 そこに「なぜ絵引なのか」という考え方の基本として、渋沢 敬三の文章も参照できるようになっている。 試しに、家職人の絵を見てみた が、これだけでは断片的で、使い勝手が悪い。 しかし、もっと量が増えれば、 必ず面白い、役に立つものになるだろう、と思われた。