圓太郎の「お血脈」 ― 2009/07/29 06:46
圓太郎は、お釈迦様のおっかさん摩耶夫人をマヤフジンと言ったけれど、マ ヤブニンと読むのは、「未来をひらく福澤諭吉展」で松永安左エ門旧蔵の「釈迦 金棺出現図」の説明で知っている。 お釈迦様は、三年三月母摩耶夫人の胎内 にいて、その腹を蹴って飛び出し、七歩歩いて「天上天下唯我独尊」と言った。 母は、その傷がもとで、一週間で亡くなった。 母を「蹴殺した」負い目、生 まれた時から、暴走族のようなパンチパーマ、父が再婚した母の実の妹に育て られ、内向的な少年に育つ。 帝王学やバラモンの神を学べといわれるが、逆 らう。 自分の心をよりどころに生きていきたいと、みずからを「ぶった」、「ば ら(馬鹿)もん」。 荒行をして、山を下り、菩提樹の下で寝る。 49日目に 夢に見たのを、無二の親友の阿弥陀に話すと、それが悟りかも、と言われる。 公民館で講演会を開くことになり、大群衆が押し寄せる。 抽選で入場させる ことにして、阿弥陀くじが出来た。 阿弥陀様、インドからチベットだけチベ ットにいて、ネパーリまして、中国へ行き、百済から閻浮檀金(えんぶだこん・ 白金プラチナ)で一寸八分の分身をつくり日本へ。 それを指定暴力団が難波 の堀へ不法投棄した。 そばを通りかかった本田善光が「善光、善光」と呼ば れて立ち止まると、水の中から仏が飛び出して背中におぶさった。 余は信州 にまかりこしたいというので、出来たのが善光寺。
善光寺が「お血脈」の御印をシャチハタ・スタンプにしたから、たまらない。 みんな極楽に行ってしまって、閻魔大王は国民年金の払いも出来ないという大 不況。 東京大学出のお坊ちゃんの閻魔大王、慶應大学病院に入院して、交代。 次も「おじいちゃんの真似をして、バカヤローと言って、やめるぞ」「血脈の御 印を盗み出せ」となる。 どうせ評判が悪いからという大王自ら行かなくても、 地獄には人材が「みぞゆう」にいる、鼠小僧は膝小僧が痛いけれど、黒柳徹子 が感電したような頭の石川五右衛門。 まんまと、お血脈の御印を盗み出して …。
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