「福澤諭吉と神奈川」の「見どころ」2009/09/08 07:09

 「福澤諭吉と神奈川」展だが、9月5日にもう一度、見に行った。 福澤諭 吉協会のメンバーの見学会があったからだ。 まず、この展覧会に企画から関 っている福澤研究センターの西澤直子准教授の「見どころ」解説を聴いた。 そ の内、私の興味があったものをいくつか紹介してみる。

 展覧会は5章立ての構成で、(1)福澤諭吉Who’s who (2)福澤諭吉の見 た横浜 (3)福澤諭吉の海外体験 (4)神奈川の福澤山脈 (5)慶應義塾 と神奈川。

 (1)-05 福澤諭吉旧蔵洋書。 福沢の蔵書は、あまり残っていないそうだ。  慶應義塾は早くから(遅くとも明治12年までには)図書館のシステムが出来 上がっていて、そこへ入れてしまったかららしい。 それでも福沢が影響を受 けたミル、バックル、スペンサーなどの本が、福沢家から福澤研究センターに 寄贈され、展示されている。(高橋誠一郎さんの少年時代の思い出に、「福沢家 の書庫」に入り込んで黄表紙かなんか見ていたら、福沢に声をかけられたとい う話があった。その「福沢家の書庫」とは?)

(1)-p08 「大日本名家演説人名録」。 明治15年2月出版の番付風のも の。 豊前 福沢に並んで東京 鳩山和夫の名がある。 (鳩山和夫(安政3(1856) ~明治44)…一郎の父。米国留学、エール大学法学博士、外務次官、衆議院議 長、東大教授、早大総長を歴任。)

(2)-p01 ルイス・クニフラー。 『福翁自伝』にキニッフルとある福沢 が横浜で出会ったオランダ語のわかるドイツ商人。 今回の展覧会直前に見つ かった本邦初公開の写真、従来、別の顔写真がクニフラーとされていた。

(3)-37 福澤諭吉弾劾関係書類「福澤諭吉荷物」。 福沢が二度目のアメ リカから持ち帰ったもののリスト(告発され、問題解決まで受け取れなかった)。  書籍を中心に20箱、福沢塾でみんなが同じ教科書を使えるようにと同じ本も 沢山買い込んだ。 子供のために買った、現存の乳母車(「小児手車」)も。

(4)-12 佐藤百(もも)太郎 茶ラベル版木(慶應義塾出版社制作とみら れる)。 佐倉の順天堂の一族、慶應3年から明治8年までのアメリカ留学中、 福沢門下生と知り合ったのが、福沢との接点。 生糸や茶を扱う、ニューヨー クにおける個人輸出商の先駆、日本品販売店も開く。 これまで木版の輸出用 の茶ラベルはなく、最も古いものとして注目され、茶の輸出の時期が従来考え られていたのより早まり、福沢が関っていたことも考えられるという。

コメント

_ 馬場英人 ― 2009/09/10 09:22

私たち 藤沢から24名 同じ時間帯に行っておりました。その後映画を見て 破天荒力 帰りましたが、上野の時とは、内容も神奈川に特化されてよかったとおもいます。
英先生のもと、6月から俳句をかじり始めたばかりですが、今後もよろしくお願いします。

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