“デジタルシニア”と“デジタル・ディバイド”2010/09/26 07:15

 22日の朝日新聞夕刊「窓―論説委員室から」に、川本祐司論説委員が「シニ アとIT」について書いている。 IT機器を使いこなす高齢者が増えている という話は、パソコン通信の頃からこの世界にはまっているので、別に驚かな い。 60代の400人にネット利用について、電通と東大大学院情報学環の橋元 良明教授がつくった共同研究組織が調査したら、ネットを1日30分以上使う “デジタルシニア”は、メールを含め一切ネットをしない人よりも多趣味で社 交性が高く、多くが家族とのコミュニケーションが増えたと感じていた、とい う。 ただ、橋元教授は「ネットを使わない人には同窓会の連絡が来ない例が あった。今後、こうした不利益や格差が広がらないか心配」しているそうだ。

 10月に、高校卒業50年で母校の文化祭にホームカミングする同期会と、入 学50年の大学のクラス会を、企画している。 68~70歳。 ともに万年幹事 だから、案内を出すのに、経費を節約して、メール・アドレスが分かっている 人にはメールを使い、残りは郵送することにした。 高校の同期で約50%、大 学のクラスは(よくフォローしているせいもあって)2/3がメールを使える。  頭からパソコンはやらないという人に加えて、現役で会社にいる時は、秘書な どにまかせていた人もいるのだろう。 パソコン自体も、設定やらウイルスや ら、七面倒なことが多く、もっとシニアが使いやすい道具になればと思って久 しいけれど、少しも改善されない。