白酒「首ったけ」のマクラ ― 2013/06/07 06:38
桃月庵白酒は出るなり、後半戦は重量級、と。(トリは歌武蔵) 寄席に女性 の客が増えた。 それで昼から満席になる。 以前は20~30人の入り。 女 性もどきの人、男も思い詰めたような方ばかりだった。 覗いて、「いるぜ、女」。 それも50代以前、ん、ん、年下だよ、って理事クラスまで。 次は、何で来 たんだろう? ってことになる。 誰かの女、誰の娘、それとも間違って入って 来た。 今は、5、6割が女性、それもバイトが「成人女性」とカチッと押せる ような方ばかり。 きれいな娘(こ)がいると、その娘にだけ向けて、話した りする。 「あ、笑ってる、笑ってる」
「出待ち」、楽屋口で女性が一人、二人、待っている。 男だと声をかけない で、「何だよ、うるせえんだよ、終わったあとまで」ということになる。 三種 に分かれる。 第一は、尊敬のまなざし。 宝塚や歌舞伎のように。 涙ぐみ ながら、「よかったわね、恵子」とか言い合う。 こういうのは、ちゃんとした 落語を演る方を待つ。 第二のパターンは、アイドル、若手。 たけ平、一之 輔、普通の二ッ目に、「これ、着て下さい」とか言って、一番のTシャツを渡す、 センスの良くない女。 第三は、珍獣扱い。 私は、そのパターン。 「ほっ ぺたさわってもいいですか?」「ワーーッ、ぷよぷよ」。 ある落語番組で(プ ロデューサーが同じ)、中学生のかわいい女の子が、白酒さんはぷよぷよした所 が好きって…。 痩せると来なくなる、デブ專相手にやっているようなもの。
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