立川生志の「悋気の独楽」マクラ2014/11/05 06:33

 ねえ、と出た生志、ここは国会議事堂に近いが、スキャンダル合戦の様相だ。  小渕さんも、明治座じゃなくて、落語にすればよかった、お得なのに。 番頭 さんが、ドガチャカしたんでしょう。 女性を輝かせようってんで、40歳で経 産大臣。 大臣て何なのよ。 こちらは51歳。 51からしたら、40、ガキよ。  個人的にそう思った。 われわれの方で、落語協会の会長に、林家木久蔵がな るようなもんでしょ、お父さんが有名で、不安だよな、という。 落語協会が 自民党なら、立川流は幸福実現党(拍手)。 あんなことに、なっちゃって。 松 島法務大臣、団扇のようなって、腹立ちますよね。 死刑のハンコ、50くらい 押せばよかった。 これは、オンエアできない。 ディレクターが大変なこと になる。 もう一回、頭下げます。

 (もう一度、お辞儀して、最初から始める)昔は家長制度があって、男が偉 かった。 今は女性が輝く時代といわれていますが、ぜひ女性に活躍してほし い。 お妾さんの噺は、学校寄席ではしない。 学校寄席、偏差値の高い学校 ほど、受ける。 そうでない学校は、シンとしている。 その下は、走り回っ ている。 小咄をやる。 「昨日大川で、水練の達人を見てねえ。 顔を水に つけたまま、ずーーっと流れて行ったんだ。 それ土左衛門じゃねえのか。 名 前までは聞かなかった。」 この土左衛門が、わからない。 お妾さんと、愛人 ではニュアンスが違う。 師匠(談志)は、お妾さんは世間が周知で、ご本宅 も知っている、囲うのも男の器だ、と説明していた。 愛人はフランス語で、 ラマン。 映画があったから、知ってる。 ウルトラマンは、超愛人、どんな 光線を出すのか、浴びてみたい。

 (羽織を脱ぐ、薄緑の着物)一段落(ヒト段落と言った)したから、寄席に 行って来るよ、と旦那。 噺家は馬鹿なんですよ、とおかみさん。 立川談志 『あなたも落語家になれる』現代落語論パートIIという悪書を読んで、道を踏 み外した立川生志も、一年半前に河出書房新社から『ひとりブタ : 談志と生き た二十五年』という本を出した。 寄席に行くって、どうせ噺家が白粉塗って、 待ってるんでしょ。