咲かなかった今年の入谷朝顔 ― 2015/09/04 10:53
もう20年ほどになろうか、毎年7月6日からの入谷鬼子母神の朝顔市へ出
かけ、境内でプラスチックでなく竹の、行灯づくりを一鉢求めてくる。 苗は四本、別々の色が植えてある。 しばらくたつと、少し大きな鉢に移す。 ひと夏の毎朝、秋10月中旬まで楽しむことができる。
それが今年は、異変が起こった。 こんなことは、今まで一度もなかった。7月はもちろん、8月になっても、極端に咲く数が少ないのだ。 7月末までの合計で、2012(平成24)年103個、2013(平成25)年107個、2014(平成26)年108個だったのが、今年2015(平成27)年は42個だった。 8月20
日までの合計で、2012(平成24)年235個、2013(平成25)年346個、2014(平成26)年272個だったのが、今年2015(平成27)年は77個だった。 入谷から何軒かにお送りするのだが、そちらでも咲かないという話があった。あんまり少ないので、下谷観光連盟・入谷朝顔実行委員会に、苦情というか、状況を聞いてみようかと、思っていた。 今年の夏は、極端な暑さだったから、そのせいなのではないかと、考えていた。
8月24日(月)になって、ようやく暑さが一服した。 すると、24日は8
個、25日は今年最高の18個、以下31日まで、8個、6個、6個、5個、10個
9個と咲いて、8月31日までの合計で152個となった。 色の内訳は、団十郎が61個、赤が52個、桃色28個、空色11個の計152個。 過去の2012(平
成24)年331個、2013(平成25)年437個、2014(平成26)年418個に比
べれば、半分以下だが、回復基調にはある。 やはり、酷暑のせいだったのだろう。 そして遅くなったからか、9月になっても、大輪のような気がする。(写真は8個咲いた9月1日のもの)
それで問題は、いつまで、合計いくつ咲くだろうか、ということになる。 これまでの実績は、2012(平成24)年10月15日の495個、2013(平成25)年9月16日の522個(台風で倒れ整理した)、2014(平成26)年10月27日の724個だった。 下谷観光連盟・入谷朝顔実行委員会に苦情を持ち込むと、「恐れ入谷す」と言うかもしれない。
実は、今年は酷暑だったという印象があるけれど、気象庁の気温のデータ(東京)を見てみたら、今年が際立っているということはない。 むしろ、2012(平成24)年と2013(平成25)年の方が高いのだった。 他の年は年間、今年は9月1日までのデータだが、真夏日の日数は、2012年66日、2013年58日、2014年45日、2015年44日。 猛暑日の日数は、2012年6日、2013年12日、2014年5日、2015年11日。 平均気温30度以上の日数は、2012年11
日、2013年19日、2014年12日、2015年5日だった。 今年は観測場所が
大手町の気象庁の所から、北の丸公園に移った影響も若干はあるかもしれないが…。
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