古今亭菊之丞「法事の茶」のまくら ― 2016/11/27 07:12
古今亭菊之丞、私はうろ覚えで、奥さんは外人だと思っていた。 2013年に NHKの藤井彩子アナ、橋下徹元知事と北野高校で同級だったという、あの色 っぽい声のアナウンサーと結婚していたのだそうだ。
黒紋付でやるほどの噺じゃない。 最近のキーワードは「大穴」。 次期大統 領、当選した途端、シュショウ(首相・殊勝)になった。 豹変するのは、談 志師匠みたい。 いい人に見える。 与太郎が挨拶に来たよ。 やくざ者が、 お婆さんの手を引いて、横断歩道を渡ってる。 博多の「大穴」。 豊洲の「大 穴」。 豊洲は演芸場にしたらいい。 師匠(古今亭円菊)が都立の演芸場の設 立を(国立はあるけれど)画策していたことがあった。 都に陳情に行くのに、 会長の先代の小さん師匠を連れて行った。 小さんは演壇に上がると、豊島区 には剣道場がない、と。 本当の話、一緒に行ったので聞いた。 知っていて も、言わない人がいるけれど…。 目が泳ぐ、目をパチパチする。
噺家は大変、生き物を扱うから。 幇間はもっと大変、浅草見番に7人いる。 噺家は800人、そんなにいらない、今日の5人で十分。 お客さんと一対一に なることがたまにあるが、やりにくい。 どこの演芸場とは、言わない。 某 池袋。 前座の頃、桜川善平さんとご一緒したことがあって、着物を畳もうと すると、「いいわよ、ウチのコにやらせますから。」 もちろんウチのコは女性、 60は越していたけれど。 幇間は大変、「お前の眉、半分買おう」とか、「お料 理屋の池に着物着たまま飛び込め」とか。 やりましょう。 びしょ濡れにな って、上ってきたら、ちゃんと誂えた着物と羽織が置いてあった。 昔のお客 様には、そういう方がいた。 今のお客様は…、後でお待ちしてます。
お辞儀の仕方が、噺家、幇間、芸者、それぞれ違う。 噺家は、こう丁寧に 頭を下げる。 幇間は、座敷に入った途端、頭を下げずに、見回す。 芸者は、 顔を見て、あらッ! 浅草に90歳の芸者がいる。 お婆さんて、けして言っ てはいけない、お姐さん。 その人が御座敷で倒れて、救急車を呼んだ。 病 院に着き、「お婆さん」「お婆さん」と呼びかけられて、シラッとしていた。 カ ルテに「意識不明」と書かれた。
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