今年も「みちのく初桜」(啓翁桜)2017/01/11 06:29

 昨年の1月10日に書いた「みちのく初桜」(啓翁桜)を、暮に頂いた。

http://kbaba.asablo.jp/blog/2016/01/10/

 今年も美しく開花し、正月の玄関を華やかに飾ってくれた。 沢山頂いたの で、家内が近所にお裾分けに伺ったら、「桜」という言葉を聞いて、奥からお母 様も、さらには愛犬まで飛び出してきて、たいへん喜ばれたという。

写真の背景にある額は、「鬼が粋な美人の師匠に小唄を習っている」図で、父 の同級生だった漫画家のおがわてつお(小川哲男)さんの楽しい絵である。 干 支の玩具は、みな小さな独楽から出来ている、福島さんという職人さんの作品 だ。 家にはお雛様などもあるが、後になって福島さんは、浅草仲見世江戸趣 味小玩具の「助六」、木村吉隆さんのお店にも納めていることがわかった。

正月、雛祭り、クリスマスと折々に、家内がこうして玄関を飾るのを楽しみ にしている。 しかし、宅配便の配達などでやって来る人達は、忙しくて、目 にも入らないのか、案外関心を示さないものだ。 父なら、「縁なき衆生は度し 難し」と言うところだろう。 それについて、何か感想を述べるのは、奥沢の ミカドというトンカツ屋さんのお兄さんぐらいのものである。