目黒川へ花見に行く2017/04/10 07:07

 近年、目黒川が花見の名所になって、大変な人出だとか、クルーズ船まであ って、今年などは水上バイクが問題になったり、連日テレビに登場している。  家内はこの近くの育ちで土地勘があり、等々力の家をリフォームした時、行人 坂下の太鼓橋畔のマンションに間借りして、夜中に目黒川が溢れたのを知らず に寝ていたこともあった。 改めて花見に行きたいと家内が言うので、6日、 中目黒から目黒まで歩くことにした。 昨年、駒込吉祥寺周辺の桜を案内して くれた川口さんと、たまたまお会いすることになったので、ご一緒する。 川 口さんは、家内の中学の同級生だから、このあたりは懐かしい土地である。

 昼頃からは大変な人出になると聞いていたので、9時半から歩き始める。 す でに花見の人がけっこう出ているが、外国人が多い。 すでに花見客目当てに、 酒や焼き鳥やだんごの店を広げている人もいる。 宴会禁止の貼り紙が出てい る。 宴会をする広場のない、川沿いを歩いて見る桜、川と桜の織りなす景色 が、近年、ここが評判になった理由なのだろうと納得する。 風の強い日だっ たので、もう川面には花筏が流れている。 ぼんぼりに、寄付した商店や個人 の名前がある。 家内の同級生の床屋さんや学校のそばの文房具屋さんらしい 名前もあるし、誕生した子供の健やかな成長を願うもの、五十歳の祝いなんて のもある。(写真は川口さん撮影のものを使わせて頂いた)。

 橋の上に並んで覗く花筏

 ひらひらとミニの外人花吹雪

 スカーフのイスラムびとも花見かな

 雪洞に昔の床屋花巡り

 花人に路傍の寺も賑ひて