橘家圓太郎の「野ざらし」前半2017/07/04 07:12

 玉虫色の羽織で出た圓太郎、一生懸命やる人が好き、浅田真央、宮里藍、当 人が飛びたい、一生懸命やって失敗する人が大好き。 ちょっと間違ってもい いから、落語はいい。 先祖から受け継いだ負の遺伝子が、娘に。 女なのに 骨格が一緒、同じふくらはぎをしてる。 小学生、天真爛漫に生きている。 浅 田真央の父親になりたい。 キャンプに行こう。 練習があるの。 親子の対 話のない21年。 目と目を見つめ合っての会話。 真央は、引退します。 よ くやった。 真央が胸に飛び込んできた。 タダの変態か。

 ゆんべのダマは何だい、女、婦人…、向島から来たとか。 先生、おまはん の所を、仕事のノミでガリガリやって覗いた。 いい女だ、年の頃なら、十六、 八。 七は? 七は、先月流した。 どこの女だ、あの女。 目が血走ってい る。 実は、こういうわけだ、向島にハゼ釣りに行った。 遠山寺の鐘がゴー ーンと鳴ったな、岸辺を洗う水の音、パッと出た! ワッ! 帰るのは構わん が、今、私の紙入れを懐にしまったな、置いて行け。 岩田の隠居の柱時計を 売ったそうだが…。 続きを。 パッと出たのは、カラスが一羽、見れば人骨 野ざらし、されこうべだ。 手向けの句を言い、ふくべの残り酒をかけたら、 骨(こつ)に赤味がさした。

昨夜晩く、浅草浅草寺の鐘が陰に籠って物凄く…、誰かが訪ねて来た。 尾 形清十郎、歳は取っても腕に歳は取らせぬ、槍を小脇に抱えてタッタッタ。 嘘 つけ、先生の所がそんなに広いか、俺んちと同じだ。 あなた様の回向で浮か ばれました。 ゆうべ一晩、足をさすらせ、肩を叩かせ、四方山の話にふけっ ていた。 あの女、この世の者ではない。 いい女だったな。 あの世でも、 この世でもいい、器量のいいか、悪いかにかかっている、この助平ジジイ。 間 抜けの句というのを、教えろ。 手向けの句だ。 この竿、借りて行くよ。

途中の酒屋で二合ひっかけ、向島へ。 太公望がずらっと、並んでる。 何 の骨、釣ってんだ? お魚、釣ってる。 いい女の骨か? 色気違いですよ。   サーーッ、コイコイコイ。 あんた、餌をつけなかったでしょ。 餌なんか要 らない。 ♪鐘がボンと鳴りゃあ、上げ潮ォ南さ、カラスがパッと出りゃコラ サノサ、骨がある、サイサイ。 そのまた骨にさ、酒をばかけてさ、骨がべべ 着てコラサノサ、礼に来るサイサイそら、スチャラカチャンたらスチャラカチ ャン!

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