吉田茂邸の火災で思ったこと ― 2017/08/22 07:03
行きがかり上、次の一編も再録する。 先日の旧吉田茂邸見学の折の係の方 の説明でも、火災の原因は依然はっきりしていないままのようだった。 文化財級住宅の連続火災<小人閑居日記 2009. 3.28.>
文化財級住宅の連続火災<小人閑居日記 2009. 3.28.>
2月17日の早朝だった。 散歩に出ようとドアを開けると、焦げ臭い臭いが した。 歩いていると、遠くで消防車のサイレンの音もした。 夕刊で駒沢公 園に近い深沢2丁目の旧三田家住宅が全焼した火事だった、とわかった。 直 前の2月14日には、杉並区阿佐谷北の「トトロの家」のモデルになったとい う家が全焼した。 どちらも不審火のようだった。 神奈川県では、藤沢市 の旧モーガン邸で、2007年5月と2008年1月に、本棟と別棟をそれぞれ全焼 する火事があった。
22日に旧吉田邸が焼けた時、直前の15日に横浜市戸塚区の旧住友家俣野別 邸の火災もあったので、すぐにこうした文化財的建物に対する同一犯による連 続放火ではないか、と思った。 結果は必ずテレビ・新聞で大きく報じられる から、愉快犯の可能性もある。 長く大切に保存して来た価値ある建築物を、 一瞬にして灰にしてしまう罪は、きわめて重大だ。 文字通り、取返しがつか ない。 人が住んでいるわけではないから、侵入は容易だし、火をつけるにし ても慌てる必要がない。 あるいはホームレスのような人が入り込んでいて、 失火するというケースもあるのではないか。 旧吉田邸の場合、漏電の可能性 があり、放火の疑いは薄いと、すぐに報道された。
しかし、こういう文化財的建物に対する連続放火を疑い、警戒を強めるとと もに、徹底的に捜査してみる必要があるだろう。 このようなことにも、縦割 りで、広域の捜査が出来ないなどということがあるのだろうか。
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