三田キャンパス東館のラテン語二つ2017/10/23 07:06

 20日は福澤研究センターの昨年からのテーマによるシンポジウム『東アジア の近代化とアメリカ留学』へ出かけた。 三田通りの東門の上の8階にある東 館ホールであった。 エレベーターを降りたところで、正面のラテン語は何て 書いてあるのか、質問している人がいた。 即答はなかったが、「HOMO」が あるから「ペンは剣よりも強し」ではなく、「人」だろうということだった。 「人」 なら、あれだろうか。 私もすぐ正解は思い出さなかったが、聞いたことはあ った。 「HOMO NEC VILVS CVIQVAM PRAEPOSITVS NEC SVBDITVS CREATVR」。 NECが二回出て来てもご近所の日本電気とは関係ない、「天は 人の上に人をつくらず、人の下に人をつくらず」の意だそうだ。

 基調講演はラトガース大学のファーナンダ・ペローン准教授で、私はうっか りしていたのだが、英語の講演だった。 チンプンカンプンだったけれど、映 し出される写真だけは、一生懸命に見てよくわかった。 暇だから東館ホール を見回していると、両サイドのステンドグラスに「Festina lente」という文字 が隠れている。 帰ってから調べると、やはりラテン語でフェスティーナ・レ ンテ、「ゆっくり急げ」という意味だとわかった。

 なお、昨年のワークショップ「東アジアの近代とアメリカ留学」については、下記を書いていた。

「東アジアの近代とアメリカ留学」<小人閑居日記 2016.3.17.>

横井左平太の米国留学・海軍修学<小人閑居日記 2016.3.18.>

平山洋さんの『福澤諭吉』、軍事専門家・福沢<小人閑居日記 2016.3.19.>

フルベッキ…長崎から東京、日本近代化への貢献<小人閑居日記 2016.3.20.>

「熊本バンド」と「横井時雄」<小人閑居日記 2016.3.21.>

崔徳壽教授の「近代朝鮮人の海外留学と慶應義塾」<小人閑居日記 2016.6.30.>

「19世紀後半のイェール大学における中国人と日本人留学生」<小人閑居日記 2016.7.1.>

ニューイングランドの「知東洋派」<小人閑居日記 2016.7.2.>

イェール大学における日中留学生<小人閑居日記 2016.7.3.>

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