『おんな城主 直虎』の松下家2017/12/10 07:14

 大河ドラマ『おんな城主 直虎』で、松下という家が出て来た。 松下常慶(じ ょうけい・和田正人)は、初め秋葉山(現、浜松市天竜区の秋葉山本宮秋葉神 社)の山伏で、松平元康(徳川家康)が織田と結んで今川に反旗を翻した時、 駿府の今川に残された瀬名と信康を人質交換で救い出すための仲立ちの依頼に 松平の使者として、龍潭寺の次郎(直虎)の所にやって来る。 しかし、この 件で先に松平家からやって来た山伏と、常慶が別人であることに次郎は気づい て、不安になる。 先の山伏が携えた書状を元に井伊直親(三浦春馬)が対面 した「松平元康」が、今川の偽計による偽者だった。 今川から離れ、松平に 付くことを決断し、表明した直親は、今川に殺されてしまう。 松下常慶は、 その後も井伊谷を訪れては、周辺国の情勢を直虎に知らせてくれ、松平(徳川) との仲介を続ける。

 松下源太郎(古館寛治)は、常慶の兄、遠江引間(浜松)の豪族。 松下家 は元は今川家の家臣であったが、徳川が独立してからは、その配下に加わり、 徳川家のために尽力して、家中で一目おかれる存在となっている。 死んだ井 伊直親の妻しの(貫地谷しほり)を、人質として、妻にする。 後には、直親 としのの子である虎松(後の井伊万千代=直政・寺田心、菅田将暉)を養子と して迎える。 虎松を松下家の嫡子として徳川に出仕させたが、家康の意向も あって井伊万千代となった際は落胆するが、松下と井伊が心を合わせて万千代 を盛り立てていく決意をする。 井伊谷の城主、近藤康用(橋本じゅん)に仕 えていた中野直之(矢本悠馬)の弟・直久を養子にする。

 この松下家、ある本を読んだら、日本の歴史になかなか重要な役割を果たし ていたことが、わかったので、それはまた明日。