「TOKYOディープ」「三田」2018/06/26 07:17

 そういえば、「TOKYOディープ」に「三田」があった。 5月7日放送の「今 も昔も青春の街 三田」で、女優のとよた真帆が歩いた。 知らない事や場所、 店もあって興味深かった。 「津国屋(つのくにや)」という居酒屋。 慶應義 塾大学の現在の正門前から、演説館の崖下の慶應グッズや本などを売る三田イ ンフォメーションプラザの前を通って、中等部の方へ回り込む所に、古い出桁 (だしげた)造りの商家の建物がある。 もともと渋沢栄一邸にも配達したと いう酒屋で、明治26(1893)年に建てられた築125年の港区の歴史的建造物、 2001年に居酒屋にリニューアルしたという。

 JR田町駅へ行く慶應仲通りのあたりには、慶應の制服をつくる「佐藤繊維 K.K.洋服部」、われわれの頃は志木高にも店を出していた。 慶應の学生服を 着ている生徒は電車の中でも、すぐわかる。 なぜか考えたこともなかったが、 ウエストを絞っているのと、襟の高さが3・5センチと0・5センチ低いのだそ うだ。 襟章は付けない、間違えて付けたりする新入生を「エリート意識」な どと言った。 同じ仲通りの「Flag」という喫茶店は、慶應の学生のたまり場 で、前の経営者が閉店するというのを、学生時代に常連だった応援指導部のOB が引き継いでやっているのだそうだ。

 仲通り近くの路地、目立たない、何でもないような自転車屋さんかと思った ら、世界の一流パーツを揃えていて、自分だけのスポーツサイクルをオーダー できるという「シクロサロン植原」、まったく知らなかった。 そこのご主人が 紹介した、近くのお得意さんに、面白い人がいた。

 一級建築士で、自分で自宅用に地下1階、地上4階の鉄筋コンクリートのビ ルを手作りしているのだ。 2005年に着工したというから、13年が経ってい る。 外回りは、だいたい出来ているようだが、天井がのっていないので、吹 きっさらしの感じだ。 画面から、場所は聖坂の途中あたりのようだ。 たま たま隣の学校を出た女性が、自分の学校に壁画を描きたいと申し出て断わられ、 この建物に興味を持って、何面かの壁にレリーフを描いたという。 普連土学 園だろうと思った。 昔、「三田の慶應か、慶應の三田か、そばじゃ普連土の鐘 が鳴る」という唄があった。 「慶應音頭」か「慶應小唄」かと思って、『慶應 歌集』を見たら、出ていなかった。

 ちょうど、5月5日の朝日新聞朝刊読書欄「著者に会いたい」が、『バベる! 自力でビルを建てる男』岡啓輔さん(52)だった。 それは、また明日。

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