火野正平の「にっぽん縦断 こころ旅」朝版2019/03/05 07:13

 火野正平の「にっぽん縦断 こころ旅」朝版。 俳優の火野正平さん(1949 (昭和24)年生れ69歳)が、チャリオ君と名付けた自転車に乗って、視聴者 から寄せられた手紙にある思い出の、「こころの風景」の場所へと向かう。 7 年以上続き、昨年秋からは、北海道から南下して、静岡までだったが、出だし で北海道胆振東部地震に遭遇した。 一行は5、6人だが、別にカメラを構え るクルーやサポートのメンバーもいる。 途中で、さまざまな飲食店に寄って 昼飯、この場面がけっこう多い。 正平さんは辛いのが好きで、タバスコを多 用する、そして「ムセ芸」を見せる。 寄って来て一緒に写真を撮りたいとい う女性にかける決まり文句が「妊娠!妊娠!」 初めに見た時は、よくNHK が火野正平を使うな、と思ったが、考えてみれば、プレーボーイというイメー ジは、週刊誌広告の見出しやテレビの情報番組で、漠然とそう感じていただけ で、本当のところはよくわからないのであった。 正平さん、虫や草花に詳し く、歌がうまい(CDを出していたことなど知らなかった)。

電車やバスで移動する時に使う、「輪行」という言葉に違和感があったが、『広 辞苑』の、りんこう【輪行】には「(1)サイクリング(2)公共交通機関で、 サイクリングを始める所まで自転車を持って移動すること」とあった。

 感心するのは、視聴者の手紙のすばらしさだ。 それぞれのエピソードが、 聞く者を感動させる。 「人生を変えた忘れられない風景」、「大切な人との出 会いの場所」、「こころに刻まれた音や香りの情景」、「ずっと残したいふるさと の景色」というテーマもよいのだろう。 そうしたテーマだと、ひとりひとり が心に大切にしまってあるものが、自然に湧き出して来て、綴ることができる のかもしれない。 パソコンを使うのか、多くの手紙がプリントされているの も、あらためて現代を感じさせる。

 火野正平+NHKチームこころ旅 著『人生下り坂最高!』(ポプラ社・2015 年)という本もあるそうだ。

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