「落語研究会」定連席料を返されても2020/07/17 06:57

 まことに、がっかりする事態となった。 14日、TBSテレビ「落語研究会」運営事務局から速達が来て、「今年度分としてお預かりしたお席料を、全額、お返しいたします。」 今日17日は、第625回例会例会が開催されるはずだった。 規制緩和が少しずつ進み、プロ野球やJリーグでも人数は制限しているものの、9日から有観客試合が始まっていた。 「落語研究会」は、定連席券(カードで、一年分、半年分)を発売しているので、一席置きとかに観客人数を減らすことが難しい。 どうやるのかと、思っていたのだ。 運営事務局も、ぎりぎりまで国立劇場と折衝し、いろいろと検討し、この決定に至ったのであろう。

 前年度、2月26日の第620回落語研究会は、安倍首相が新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、多数の観客が集まる国内のスポーツ・文化イベントの開催を今後2週間自粛するよう要請した日であったが、TBSは開催を決め(当日になってようやくハガキが来た)、入口で非接触型体温計で体温測定を実施、37.5℃以上の人は入場を断わることとし、できるだけ会場内外でのマスクの着用を求めて、開催された。 3月30日、前年度最後の第621回は、無観客で行われ、だいぶ経ってからDVDが送られてきたので、当日記に5月26日の春風亭昇也「持参金」から6月4日の柳亭市馬「猫忠」下までを書いたのであった。

 4月からの新年度、定連席券を一年分継続で払い込んでゲット、4月28日が初の第622回例会だったが中止、無観客での収録も行われなかった。 4月中止に伴う払戻しはなかった。 「落語研究会」は年間12回(毎月)の口演を行うが、定連席の席料は当日券10回分を払っている。 サービスの気持ちでそうなっているが、恐れながら、今回、払戻しはないと、注記してあった。 5月29日の第623回例会も中止、今年度内に代替え日を設けられるよう、劇場側と協議を進めているとのことだった。 6月23日の第624回例会は、無観客収録を行い、定連席を持っている者には、DVDを届けるとの知らせがあって、7月15日に送られてきた。

その前日に来たのが、「払戻し」案内と、下記の連絡である。  7月17日第625回例会は、無観客収録とし、DVDを届ける。 今後の例会は、状況に即して案内する。 国立劇場と、TBSのガイドラインに沿って、現定連会員から希望を募り、定数を超えた場合は、抽選を行う。 来場の際は、現在持っている定連席カードを提示した上で、当月分の入場料を申し受ける。

 「払戻し」するのはいいけれど、第1回から通い、近年は毎回お仲間たちと天婦羅屋で軽く一杯、ミニクラス会のようなおしゃべりをしてから出かける、この無上の愉しみを、いったいどうしてくれるんだ、と思った。 落語会はなくても、天婦羅屋だけには集まってもいいかとも考えるけれど、落語好き後期高齢者のクラスター発生などと騒がれてもいけないだろうしね。