「双六」と「初景色」の句会2021/01/24 07:49

 『夏潮』渋谷句会、このコロナの状況で、1月もやはり通信句会となった。 幹事を交代してもらって楽な気持になって参加する。 兼題は「初景色」と「双六」、私はつぎの七句を出した。

コロナ禍や戻る双六振り出しへ
親戚の寄り合ひし頃絵双六
双六に負けて末っ子居なくなり
出だしからスロー人生絵双六
筑波嶺を仰ぎて走る初景色
初景色どこにも同じチェーン店
初景色マスクの人が二三人

 私が選句したのは、つぎの七句。 幹事をお引き受け頂いた耕一さんを三句も採っていたのは、偶然ながら、上出来だった。
上がりは嫁入り昭和の絵双六   さえ
桑名では一回休み絵双六      耕一
猫の来て賽に手を出す絵双六   耕一
不本意に孫に勝ちたる絵双六   華
海上に富士浮かぶやう初景色   淳子
お隣の庭木も屋根も初景色     礼子
十日町白一色の初景色       耕一

 私の結果。 <出だしからスロー人生絵双六>を英主宰・美佐子さん・孝治さん、<双六に負けて末つ子居なくなり>を裕子さん・華さん、<親戚の寄り合いし頃絵双六>を真智子さん、<筑波嶺を仰ぎて走る初景色>を庸夫さん、<初景色どこにも同じチェーン店>を真智子さんに採って頂いた。 主宰選一句、互選七票、計八票、新年早々まずまずというところだった。

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