小三治さんの休養で、思い出したこと2021/03/31 06:59

 今月、3月6日放送のNHK・BS1「ザ・ヒューマン」「止まらない男 柳家小三治」を見て、3月12日に出した「コロナ下、小三治前進<等々力短信 第1141号 2021(令和3).3.25.>をきっかけにして、柳家小三治について、以前書いたものをいろいろと読んで頂いた。 そうしたら29日、ちょっと心配なニュースが朝日新聞朝刊に出た。

 見出しは「柳家小三治さん、休養」。 「人間国宝の落語家柳家小三治さん(81)が4月末まで高座を休養すると、所属事務所が明らかにした。小三治さんは体にだるさがあるため今月の22日に入院。検査の結果、腎機能に問題があり、治療しながら体力の回復に努めるという。出演を予定していた4月までの落語会は中止か延期される。」

 小三治さんは、同年代である。 小三治さんと都立青山高校で一緒だった男が浪人し、大学の同じクラスにいて、短信の読者だった。 世紀末の金融危機で、ペイオフなどが話題になり、銀行の貸し渋りや貸し剥がしもあって、私が会社を畳んだ頃、激励する意味もあったのだろう、新宿でご馳走してくれた。 落語好きの私に、彼が顔見知りだった小三治さんの当時のマネージャーも同席、小三治さんの『落語家論』(新しい芸能研究室刊)のサイン本を頂戴した。

 そうそう当時、別にクラスメートが三人で、六本木に呼んでご馳走してくれたっけ。 その一人はクラス会で、「馬場みたいなやつの、会社がつぶれるなんて…」と言ってくれた。 クラスメートは、有難い。 あれから20年ほど経った。

「止まらない男 柳家小三治」から、短信を「コロナ下、小三治前進」と題した。 小三治さん、しばらく休養したら、ぜひまた、前進してもらいたい。 なんたって、同年代なのだから…。

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