「驫」(とどろき)という漢字2022/02/19 07:03

 「驫」(とどろき、ヒョウ)という漢字があるというのを、生まれて初めて見た。 苗字が馬場で、等々力に住んでいたことから「等々力短信」を出し、轟亭(ごうてい(「とどろきてい」と読む人がいるが))というハンドルネームを使っているのに…。

 「驫木」と書いて、「とどろき」という地名があるのだそうだ。 「驫木駅」という駅が東日本旅客鉄道五能線にある。 場所は青森県西津軽郡深浦町大字驫木字扇田、秘境駅として知られるという。 「驫木」の由来は、平安時代にこの地を訪れた花山天皇の従者の馬三頭が、波音から驚き暴れ出したことから。

 『漢和辞典』で、「驫」を見る。 「ヒョウ」(1)多くの馬。(2)馬のむらがり走るさま。 [難読]驫(とどろき)・驫木(とどろき)

 ついでに、「森」はお馴染みだが、「ヒョウ」に「猋」という字もあった。 (1)犬が群をなして走るさま。(2)はしる。速く走る。(3)つむじかぜ。はやて。旋風。 ほかに、動物だと、「麤」「ソ」(1)粗、あらい。(2)はなれる。遠ざかる。(3)ほぼ。大体。あらまし。(4)大きい。 「羴」「セン」羊のにおい。 「贔」「ヒ」(1)贔屓の「ヒ」。(2)いかる。 人間も動物、「众」「ギン」人が多く立つ。 「惢」「サ・ズイ」(蕊しべ)(1)疑う。惑う。(2)良い。

 日の「晶」も知っているが、月三つは見つからない。 火は、「焱」「エン・ほのお」。 「淼」「ビョウ」(1)ひろびろと広がるみず。大水。(2)水面などの広く果てしないさま。 「垚」「ギョウ」(1)高い。(2)土の高いさま。 「厽」「ルイ」土を積み重ねる。土を積んで作った垣や壁。 (「厸」「リン」隣の古字。(字を出せないが)厸が二段になった字「ユウ」幽に同じ。)