北条氏と比企氏の権力闘争ドラマ2022/10/29 07:17

 『鎌倉殿の13人』では、こんな展開だった。 二代将軍源頼家(金子大地)は、比企能員(佐藤二朗)の娘せつ(山谷花純)を側室に迎え、一幡が生れる。 その後、正妻つつじ(北香那)が善哉(後の公暁)を産むと、せつの後ろにいる比企家を煩わしく思い、善哉の元にのみ通うようになる。 このため北条と比企の対立が激しくなる。 阿野全成(新納慎也)は、りく(宮沢りえ)と北条時政(坂東彌十郎)に、次の鎌倉殿にと説得され、二人の依頼で頼家を呪詛するが、これが露見して頼家の怒りを買い常陸に幽閉となる。 これを好機と見た比企能員は、自分に反発し領地を取り上げた頼家を亡き者とすると同時に北条一族である全成を粛清するため、全成に実衣(宮澤エマ)の命が危ないとの偽情報を流して頼家に対する呪詛を再び行わせる。 回収漏れの呪詛人形が見つかり、全成は謀叛の罪で八田知家(市原隼人)に討ち取られ、息子・頼全も京都で粛清される。

 その直後、呪詛事件を発端に頼家が急な病で危篤状態となると、北条・比企両家の対立は引くに引けないところまで激化してゆく。 義時(小栗旬)も鎌倉の秩序のため「北条がてっぺんに立つ」覚悟を決め、時政の館に能員をおびきだして騙し討ちし、比企の館を攻めて能員の妻・道(堀内敬子)や娘・せつ(短刀を持ち泰時と対峙したところで、トウ(山本千尋)に殺される)を含め一族を滅ぼす。

 義時は比企の娘である比奈(堀田真由)と離縁する。 せつと頼家の子・一幡は、泰時(坂口健太郎)の頼みで善児(梶原善)に匿われ、その小屋で過ごして善児に懐くが、それを知った義時の命で、実行できなかった善児に代わってトウが水遊びと称して、殺害する。

 その後、北条家は頼家弟の千幡(のちの実朝)を次の鎌倉殿とする準備を進めるが、頼家が奇跡的に病から回復すると状況は一変。 義父や妻が北条に滅ぼされたことを知った頼家は、和田義盛(横田栄司)と仁田忠常(ティモンディ高岸宏行)に時政の首を取るように命じる。 北条家と頼家の板挟みとなった忠常が自害すると、義時は頼家の鎌倉追放を決意、頼家を修善寺に幽閉し、三代目鎌倉殿・源実朝(柿澤勇人)が誕生する。 同じ頃、頼家の次男・善哉(公暁)(寛一郎)の前に比企尼(草笛光子)が現れ、実朝や北条家に対する憎悪を植え付ける。

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