一ヵ所で七福神巡りができる秘所2024/01/17 07:03

 1月7日、第562回の三田あるこう会の例会で、「新春日本橋七福殿と日本橋界隈散策」だった。 この会、1月は七福神巡りが定番なのだが、今回は、何と一ヵ所で七福神に参拝できる場所をご存知の方がいて、そこへ案内してもらったのだった。 それは日本橋高島屋の屋上庭園にある。 といっても、知る人ぞ知るで、宣伝や案内をしているわけではないので、屋上庭園に行っても、見つけられないかもしれない。 なお、日本橋には普通の七福神巡りのコースもあるそうだ。

 これは高島屋が1933(昭和8)年の開店の際に作られた「日本庭園」と「七福殿」で、七福神は、福徳円満、商売繁盛を願い、高島屋発祥の地である京都の様々な寺社から七福神を迎えてお祀りしたものだという。 案内板もパンフレットもないので、詳しいことはわからない。 写真のように、七角のお堂に七つの扉があるが、どういう像が祀られているかは、「七福殿」を知っていた人が高島屋に問い合わせてみたが、創業者が開けるなと言ったのかどうか、開けたことがないのでわからないという話だった。 屋上庭園には、別に笠森稲荷も祀られている。

 「七福殿」と「日本庭園」は、日本橋高島屋の本館屋上庭園の、中央通りに面した北の端にあり、新館の左端のエレベーターで7階に上がって、飲食店を通り抜けて、屋上庭園に出ると、笠森稲荷があり、右に回り込むと、ひっそりとある。 なかなか見つけられない場所だ。

 実は、昨16日、家内が「七福殿」に行ってみたいというので、アーティゾン美術館の「マリー・ローランサン―一時代をうつす眼」展を見がてら、再度高島屋の屋上庭園を訪れたのであった。 正月に二度、「七福殿」をお参りしたので、きっとご利益があるに違いない。