幕下まで落ちた若隆景の優勝、序の口から復帰し十両で勝ち越した炎鵬2026/05/27 07:22

 大相撲については、下記を書いていた。
大相撲3月場所、関脇・霧島の優勝<小人閑居日記 2026.3.23.>
大の里、贔屓の力士、ここ10年の優勝者<小人閑居日記 2026.3.24.>
大相撲夏場所、一門と部屋別の幕内・十両力士<小人閑居日記 2026.5.3.>
大相撲部屋別年寄一覧、部屋付き親方まで<小人閑居日記 2026.5.4.>

 3月24日の「贔屓の力士」には、こう書いていた。 「隠岐の海や遠藤が引退したのは、寂しい。 今場所は、贔屓にしている若元春、若隆景の兄弟が芳しくなかった。 だが熱海富士は一段レベルを上げたようだし、若手の義ノ富士、藤ノ川が面白い。 湘南乃海も、次第に十両から戻れそうになってきたし、金沢出身の炎鵬も来場所は十両に戻れるかもしれない。」

 若隆景は、初優勝の後、大関候補筆頭で、関脇だった2023年春場所に右ひざを大怪我、3場所連続で全休し、一時は幕下まで落ちた。 先場所も右ひじを負傷し、途中休場していた。 昨年秋場所は、大関まであと一歩のところで負け越して昇進を逃している。 大関昇進の目安は「直近3場所を三役で33勝」とされ、今場所は小結で12勝を挙げて、「起点」をつくった。 地道に稽古を重ねる、いかにも真面目そうな技能抜群の若隆景に期待したい。 一夜明けて、若隆景は「諦めないでよかった」と語ったそうだ。

 炎鵬は、2019年5月場所に新入幕、7月場所には勝ち越し、体重100kg未満の力士が幕内で勝ち越したのは、1997年9月場所の舞の海以来22年ぶりで、9勝6敗で技能賞を獲得した。 9月場所にも9勝し、小さい体で活躍する炎鵬は、大人気の看板力士となった。 2020年1月場所は、西前頭5枚目で8勝7敗と勝ち越した。 東前頭4枚目と最高位になった3月場所は、新型コロナウイルスの感染拡大で無観客、6勝9敗。 5月場所は中止。 11月場所は、西前頭11枚目で3勝12敗と大敗を喫し、9場所守った幕内の座を失った。

 2021年1月場所は、コロナウイルスの濃厚接触者に該当して全休、7月場所では貴源治の張り手で脳震盪となった。 2023年1月場所では、千代栄との取組で右目の眼窩底骨折を負い、手術を受けた。 5月場所では、初日から9連敗し、「頸椎間板ヘルニア」で休場、7月場所も全休、西幕下41枚目に番付を落とした。 2024年3月場所は、序二段での再出発。 「頸椎間板ヘルニア」に加え「脊椎損傷」、医師は「すぐ手術するしかないですね。日常生活に戻るため相撲はあきらめてください」と宣告を受け、2週間の入院中は寝たきりだった。 だが「無理と言われるとやりたくなる性格」と、複数の病院を訪ね、経過観察に臨んだところ、回復の兆候が現れたため手術は回避された。 佐藤義人トレーナーの首、背中を鍛えるリハビリを受けた。 2024年7月場所は、西序の口13枚目で1年2カ月ぶりの出場、6勝1敗、三段目の11月場所、2025年3月場所の幕下まで、5場所連続の6勝1敗だった。 その後、2場所負け越しの後、5勝2敗、5勝2敗、6勝1敗と番付を上げ、今年3月場所は東幕下4枚目で5勝2敗、念願の十両復帰を果たした。 そして、今場所西十両14枚目、8勝7敗で勝ち越したのであった。

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