21世紀に生き残るために2005/12/09 08:43

 「ロハス」で思い出したのは、2日に三田に福澤研究センターの講演を聴き に行った後、食事をしながら高校の同級生神出瑞穂君から聞いた話だった。 彼 は工学部の管理工学科を出、大手電器メーカーを勤め上げて、今は科学技術・ 生存システム研究所という個人研究所をやっている。

 その構想は、まことに壮大で、20世紀科学文明を総括して、21世紀文明の 方向を見定めようとしている。 21世紀科学文明として、環境を重視し、地域 ごとに気候風土に合わせて多様な自立型生存システムを確立した国々が、協調 している姿を思い描いているようだ。 「自律分散協調システム」という概念 を使うのだが、それはインターネットの仕組のようなものだそうだ。 その定 義は「□システムは全体を統合する管理機構を持たず□システムを構成する各 要素(サブシステム:個)がシステムの目的および環境、ほかの要素の集約を認 識し□それに基づいて自分の行動を自立的に決定する□そのことにより、要素 間の協調を図り、全体として大規模秩序を形成または維持するシステム」。

 そこで国のレベルでは、環境容量の範囲で、自律性の高い生存システムの確 立をめざさなければならない。 食糧、エネルギーの自給自足、資源の消費量 をできるだけ少なく生存し、それでいて生活の満足度の高い社会だ。 環境問 題に対応して4R+ND+Rsを考える。 4Rとは、現在推進中のリデュース (Reduce):減少、縮小、(省)、リユース(Reuse):再使用、リサイクル(Recycle): 再循環、リペア(Repair):修理のことであり、NDは新開発・設計(New Designs)、 Rsはリスタイル(Restyle):生活様式変換のことだ。 そして「足るを知る」「無 駄なものは造らない」E-ビジネス・オンデマンド、化石燃料に自然エネルギー を併用すること、バイオマス発電システム、バイオケミカルIC、宇宙船の完全 自律型生命維持システムの地上版、その他いろいろの知恵を検討している。