弥次馬の東京ミッドタウン ― 2007/05/23 07:48
六本木の東京ミッドタウンには、もう二度も行った。 もちろん家内の御供 だが、一度目は100円引きになる国立新美術館の半券を握りしめてサントリー 美術館に行ったら、バカに空いていて、受付の女性がにこやかに寄って来るで はないか。 火曜休館なのであった。 それであちこち見物して歩くことにな った。 箸長という箸屋で、向島大黒屋だかの箸を、柳宗理さんデザインの店 でなくその隣の隣でマグカップ、守口漬の「大和屋」が出している魚の味醂粕 漬「鈴波」で粕漬を買ってきた。 この粕漬、昔庄内鶴岡の伯父が漬けていた 味に似て美味しかった。 くたびれたので、お茶を飲むところと思ったのだか、 静かなところがない。 そこここに立っている案内のオネエサンに訊くと、リ ッツ・カールトンのカフェ&デリがよかろうという。 なるほどホテルの狭い 口が入りにくいのか、空いていてよかった。
それでまた、火曜日でない日に東京ミッドタウンに行き、サントリー美術館 を見た。 南蛮屏風や小判型こうもり模様の薩摩切子鉢を見て思うことは、サン トリー美術館とは長い付き合いだということだ。 1961年開館のパレスホテル のビルの丸の内時代には、勤めが近くだったので、待ち合わせをするデートコ ースだった。 赤坂にもかれこれ25年はあった勘定になる。 この日は、平 田牧場という店のトンカツにメンチカツと京乃とうふや藤野の豆腐を買ってき た。 つまり東京ミッドタウンでは、食事はしないのである。 ミッドタウン のダウンタウン式利用法だ。
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