慶應、法政の三浦投手に「ノーヒットワンラン」2021/04/18 07:22

 10日から東京六大学野球、春のリーグ戦が始まった。 コロナ禍で、昨秋と同じ2回戦総当たり(1校10試合)で延長戦は行わず、ポイント制(勝利1、引分0・5)で順位を決める。 BIG6TVで観られるのが有難い。 慶應はまず法政戦、10日は法政の三浦銀二投手(完投)が打てず1対2で負け、東京六大学野球史上3度目という「ノーヒットワンラン」ゲームとなった。 1点は8回に、四球で出た走者が内野ゴロの間に生還したものだった。 過去の記録は、1953(昭和28)年秋の河合貞雄(慶應、対早稲田)、1959(昭和34)年秋の石川陽造(立教、対東大)で、62年ぶりとなった。

 「ノーヒットワンラン」はプロ野球でも4度だけの珍しい記録だという話だった。 しかし、1939(昭和14)年の亀田忠(イーグルス、対金鯱、1失点)、1959(昭和34)年の村山実(阪神、対巨人、2失点つまり「ツーラン」)、ほかの2例も継投で勝利、そして敗戦だそうだ。

13日の巨人の中日戦、サンチェス投手も2回に死球と四球で出した走者が平田のセカンドゴロの間に生還した1点だけ、「ノーヒットワンラン」の8回1アウトで中川投手に交代、中川が井領にセンターへポテンヒットを打たれただけ、9回はデラロサに交代してセーブがついた3人の継投だったが、「ワンヒットワンラン」、もう少しで珍記録が続くところだった。

11日の慶法2回戦は、一転して慶應の打線が爆発、正木と下山のホームランなど7対1で勝利した。