タスマニア蕎麦「世界ふしぎ発見!」2021/05/08 07:10

 福沢と銭湯に続いて見た、5月1日の「世界ふしぎ発見!」、タスマニア蕎麦の話が面白かった。 タスマニアは、オーストラリア南東にある島だ(ざっくり言って、メルボルンの沖)。 蕎麦は、日本では秋の「新蕎麦」から3月までが収穫期である。 夏は冷たいざる蕎麦、冬は温かい蕎麦を食べたいのだが、ともに端境期にある。 夏の蕎麦粉のまずさを取引先から指摘されていた習志野市津田沼の白鳥製粉株式会社の白鳥理一郎さんが、南半球は季節が逆だから、タスマニアで蕎麦を栽培できれば、最適だと考えて、1984年から試行錯誤を始め、成功した。 チベット国境のムクチナートの村で見つけた赤い花の蕎麦も、「高嶺ルビー」と名付け栽培している。 赤い蕎麦になり、香味高い。 柴崎好範さんが、オーストラリアやシンガポールで蕎麦屋をやって、蕎麦の文化を広め、2019年からは新潟で「新ばし」という蕎麦屋をやっているそうだ。

 タスマニアやオーストラリアが海洋底拡大に乗って、南極大陸から移動してきた動きを、短時間で見せていた。 インドがすごいスピードで、ユーラシア大陸にくっつく。 オーストラリアは年7cm動いたという。 ヒューオンパイン(松)というタスマニア固有の針葉樹の巨木があるが、百年に12cmしか成長しないのだそうだ。 最高級木材で、伐採も厳重に管理されている。

 このコロナの状況だからミステリーハンターの竹内海南江さんは、現地に行けず、過去のビデオを使ったり、日本各地の関係の場所へ出かけた。 「地質標本館」がつくば市にあるのや、「エビとカニの水族館」が和歌山県すさみ町立であるのを知った。 駿河湾のタカアシガニを食べていた、沼津市戸田は行ったことがあったから知っていたが…。 35年、1600回に迫る長寿番組だから、初回からという黒柳徹子、草野仁両御大はもちろん、ピラミッドなどにも登って長年体当たりの元気を見せているミステリーハンターの竹内海南江さんも、アップでカニにかぶりついたりすると、ついお年を召したと感じてしまう。