親が子にする「親孝行」2021/05/09 07:26

 大河ドラマ『青天を衝け』5月2日放送の第12回「栄一の旅立ち」で、渋沢栄一といとこの喜作は、江戸で平岡円四郎に出会っている。 一橋家が家臣に人材を集めていて、声をかけられた。 志があるなら、百姓からサムライにならないかというのだ。 2月23日の当日記、「『青天を衝け』と、渋沢栄一の転向」で、つぎのように書いていたが、この前提があったわけだ。 その辺の事情は、今日9日放送の第13回「栄一、京の都へ」で明らかになるだろう。

 「渋沢栄一(吉沢亮)が主人公の大河ドラマ『青天を衝(つ)け』(大森美香作)が始まった。 第一回「栄一、目覚める」で違和感を感じたのは、馬で通る一橋慶喜(草彅剛)にいきなり「渋沢栄一です」と、一橋家に仕えたい旨、申し出るところだった。 用人平岡円四郎(堤真一)はニヤニヤしていたから、打合せはしてあったようだが…。」

 高崎城襲撃、横浜焼き討ち計画を、京都から帰って情勢を伝えた尾高長七郎の涙の説得で中止したものの、司直の手は栄一や喜作にも伸びてきた。 血洗島を離れることになった栄一に、父の市郎左衛門が言うセリフが良かった。 小林薫(紅(あか)テント出身だとか)、なかなかいい。

 「俺はもうお前のすることに是非は言わねえ。ただし、物の道理だけは踏み外すなよ。誠を貫いたと胸を張って生きたなら、俺はそれが死ぬか生きるかにかかわらず満足すれえ。」

 焼き討ち計画の武器を調達に、父の金を百五十両もくすねたことを告白する栄一に、父親はさらなる金を渡す。

「これから先はきっと大変なはずだ。持ってけ!」「俺は親孝行は、子が親にするものだと思っていたが、親が子にするとはなあ。」

 第12回で、外国奉行に復帰した川路聖謨(平田満)が、平岡円四郎のところに来て、命を狙っている者がいるから気を付けろ、と言う。 藩論が分裂している水戸藩内の過激派からは、一橋慶喜が攘夷に反対なのは、平岡の存在があるからと思われている。 平岡暗殺の伏線だろう。

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