「幼なじみの想い」ついに、めでたし2022/04/08 07:02

 4月3日の第13回「幼なじみの絆」。 鎌倉殿、源頼朝(大泉洋)の女好きはどうしようもない。 生きていた源行家(杉本哲太)がやって来て、すぐ平家を攻めようと言うが、これは断固拒否して、棟梁らしさも見せるのだが…。 頼朝が鷹狩帰りのふりをして、亀の家に行くと、政子がいて逃げ帰る。 政子は、亀に<黒髪の乱れも知らずうち臥せばまづかきやりし人の恋しき>和泉式部の歌を聞かされ、りくに渡された、『和泉式部日記』を読んだか、と。 「私だって文筆を学んだ。伊豆の小さな豪族の家に育った行き遅れが、坂東中の女の憧れの的になったんだから」、鎌倉殿の「御台所」にふさわしい教養を学べと説教する。 安房の漁師の女房が、いつの間にか教養人になっていた。

 平泉藤原秀衡の脅威に、頼朝は動けず、京から文覚(市川猿之助)を呼んで、呪い殺す祈祷。 源範頼(迫田孝也)と義時、平家追討を計る木曾源義仲(青木崇高)(義朝の弟、義賢の子。のちの朝日将軍)のいる信州へ。 謹慎中だがむりやり連れて行ってもらうことにした義経、比企能員(佐藤二朗)が源家に娘を縁づかせようと図った、里(三浦透子)と寝ていて遅れる。 木曾源義仲、巴御前(秋元才加)、兄・今井兼平(町田悠宇)。 義仲は、嫡男・義高(市川染五郎)を人質として頼朝の下に送る。 源行家は、義仲の所にいた。

 義時は一途にいい人で、江間の八重(新垣結衣)のところにしばしば届け物をしていた。 八重の安心した後ろ姿さえ見られればと。 でも、もしできることならば、お帰りなさいと、笑顔で迎えてもらいたい。 頼朝が鷹狩のふりをして八重を訪い、叩き出されたところに、義時が信州土産を届けに来る。 ただ「幼なじみ」だからと言って去ろうとする義時に、八重は威儀を正して手を付き、「小四郎どの、ご苦労様でした、お帰りなさい」、と笑顔を見せる。 義時、一瞬怪訝な顔をするも、嬉しそうに座って、「只今、帰りました」と。 めでたし、めでたし。