英国国歌と父2022/09/22 07:11

 エリザベス女王の国葬で、英国国歌が歌われ、歌詞がQueenからKingになったと、放送されていた。 子供の頃、父が英国国歌を歌っていたので、私も歌える。 2002年に、こんなことを書いていた。

       英国国歌と父<小人閑居日記 2002.6.15.>

 ワールドカップ・サッカーの決勝トーナメント、日本での初戦、イングランド対デンマークの試合前のセレモニーで、英国国歌が流れた。 選手の口からも、スタンドからも“God save our gracious Queen” の歌声が沸き上がる。
 で、思い出したのだが、幼い頃、日曜日の朝など、父の寝床にもぐり込んでいて、この歌を教わった。 父は大正10年前後のことだと思うが、三田の御田(みた)小学校の生徒の頃、イギリスの皇太子だったかが来日して、その歓迎のために英国国歌を教わり、ユニオンジャックの旗を振って出迎えたということだった。 近くに東宮御所(後の高松宮邸)があったからだ。 小学生の頃、習った英語の歌は、年を取ってからも忘れなかった。 今、父はその母校のすぐ隣の寺に眠っている。

「大正10年前後」を、改めて調べてみると、大正10(1921)年に裕仁皇太子(後の昭和天皇)が、英国・欧州を訪問した答礼として、大正11(1922)年4月にエドワード皇太子(プリンス・オブ・ウェールズ(王位継承第一位))が来日したのだった。

Queenで、英国国歌“God Save The Queen!”を。

God save our gracious Queen,
Long live our noble Queen,
God save the Queen,
Send her victorious,
Happy and glorious,
Long to reign over us,
God save the Queen!