「大谷翔平の魔法の81マス」2023/05/08 06:55

 大谷翔平選手の「マンダラート」<小人閑居日記 2018.4.26.>というのを書いていた。 これも、「羽鳥慎一モーニングショー」だった。

 「大谷翔平の魔法の81マス」を、テレ朝の「羽鳥慎一モーニングショー」(4月10日)で見た。 花巻東高校野球部の佐々木洋監督は「マンダラート」の方法を使って、1年生に「達成するための目標」を書かせるのだそうだ。 「81マス」というのは、まず中心となる大目標の「マンダラート」を埋め、その8マスを八方の「マンダラート」の中心に展開して、それぞれの「マンダラート」を埋めていく。 9マス×9で「81マス」になるわけだ。

 1年生大谷翔平選手は、「マンダラート」の大目標を「ドラ1・8球団」、つまり高校卒業時に8球団からドラフト1位に指名されることに置き、周囲の8マスを「体作り」「コントロール」「キレ」「スピード160km/h」「変化球」「運」「人間性」「メンタル」とした。 凄いのは、「運」「人間性」「メンタル」と書いていることだ。 高校1年生の野球選手が、こんなことを目標にするだろうか。

 「運」の「マンダラート」8マスに、どんなことを書いているか。 「あいさつ」「ゴミ拾い」「部屋掃除」「審判さんへの態度」「本を読む」「応援される人間になる」「プラス思考」「道具を大切に使う」。

 「人間性」の「マンダラート」8マスには、「感性」「愛される人間」「仲間を思いやる心」「感謝」「継続力」「信頼される人間」「礼儀」「思いやり」。

「メンタル」の「マンダラート」8マスには、「はっきりした目標、目的をもつ」「一喜一憂しない」「頭は冷静に、心は熱く」「雰囲気に流されない」「仲間を思いやる心」「勝利への執念」「波を作らない」「ピンチに強い」。

こうした心掛けが、インタビューを聞いていても、いつも冷静で、一喜一憂しない姿勢、ファンからもチームメートからも愛されている、好青年をつくったのだろう。 「仲間を思いやる心」が、二か所に出てくるのが、微笑ましい。