「傀儡好きの大名」を敵討ちするチーム ― 2025/12/19 07:08
大河ドラマ『べらぼう』も、いよいよ14日の最終回「蔦重栄華乃夢噺」で大団円を迎えた。 この日記では、第44回の「空飛ぶ源内」で、『べらぼう』「空飛ぶ源内」平賀源内は生きている?<小人閑居日記 2025.11.26.>から、小田野直武、佐竹曙山の秋田蘭画の誕生、平賀源内の《西洋婦人図》、11.29.の小田野直武の『解体新書』挿図まで、4日間書いていた。
ある日、てい(橋本愛)は蔦屋耕書堂の戸口に『一人遺傀儡石橋』という草稿を見つける。 蔦屋重三郎(横浜流星)が読むと、こんな物語だった。 近頃お江戸に「死を呼ぶ手袋」の噂が流れ、そこに目を付けた稀代の悪党が、その噂を使い、あちらこちらで人殺しをする。 その鬼畜な所業に気づいた「七ツ星の龍」を、悪党は逆に人殺しに仕立て上げる。 危うし「七ツ星の龍」、そこに古き友「源内軒」が現れ、二人の痛快な敵討ちが始まる。 田沼家の家紋は、七つ星の「七曜」だ、田沼意次を「七ツ星の龍」に見立てている。 悪党の正体を「傀儡好きの大名」と突き止めるのだが、その成敗に失敗した「七ツ星の龍」は命を落とす。 『一人遺傀儡石橋』、最初の字と最後の字をつなげると……。
そこに描かれていたのは、平賀源内(安田 顕)が生前書いていた戯作「死を呼ぶ手袋」(田沼意次に忍び寄る怪しい影<小人閑居日記 2025.8.15.>参照)の、その後だ。 源内が生きているとしか思えない。 草稿には、安徳寺と日時を指定した紙が挟まっていた。
指定の日に安徳寺を訪ねた蔦重を、五人が待っていた。 松平越中守定信(井上祐貴)、長谷川平蔵(中村隼人)、三浦庄司(原田泰造)、阿波蜂須賀家儒者柴野栗山(嶋田久作)、元大奥総取締高岳(冨永 愛)。 定信は、徳川家基が狩で死んだ時に噛んだ手袋を見せ、徳川家斉の元乳母・大崎(映美くらら)が毒を仕込んだことを高岳から聞き、長谷川平蔵に大崎を探させたと言う。 「死を呼ぶ手袋」を描いたゆえ、源内は捕えられた。 続きの草稿を書いたのは定信で、蔦重に、源内や田沼を殺した「傀儡好きの大名」の手の内に踊らされていた我等とともに、仇を討たないか、と。
第45回「その名は写楽」に入る。 「源内軒」という続きの草稿は、三浦庄司の話をもとに、定信が書いていた。 悪党を成敗する天誅だが、証(あかし)がない。 定信は、吹けば飛ぶような本屋だと言う蔦重に、もうお前は関わっている、本屋に頼むのは源内が生きていると、世の中に知らせることだ、と。
話を聞いたていは、大石由良助の欺きにならって、うんとふざけた騒ぎにしたら、と言う。
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