写楽の役者絵五十枚、平賀源内作か? ― 2025/12/20 07:10
大河ドラマ『べらぼう』大団円の、もう一つの柱は、東洲斎写楽は誰なのかという問題に、ドラマなりの結論を出すことである。 第45回「その名は写楽」。 活気を失っていた江戸の芝居町が、山車が並び、市川門之助(浜尾ノリタカ)、団十郎、菊之丞らの人気役者が大通りで踊り練り歩く「曽我祭」をやることになった。 蔦重は、この祭を利用し、役者の姿を源内の蘭画《西洋婦人図》のように描いて、「平賀源内の作」と噂を流す計画を立てる。 松平定信(井上祐貴)に、源内の浄瑠璃は芝居にもなっている、源内と二代目瀬川菊之丞の仲、役者好きだったことは、江戸中に知れ渡っていると話し、箱入り金貨の工作資金を受け取る。 蔦重は、北尾政演(山東京伝・古川雄大)、北尾政美(高島豪志)、北尾重政(橋本淳)ら絵師に加え、大田南畝(桐谷健太)、朋誠堂喜三二(尾美としのり)らを呼び集め、源内が描いたような絵のイメージを伝える。 そして、画号を考え「しゃらくさい」と口にしたことから、洒落斎、「写楽」の名がひらめく。 「この世の楽しみを写す……写楽」。 定信は、江戸の誉(ほまれ)とする、「東洲斎」はどうだ、と。
ていは、歌麿(染谷将太)の所へ行き、以前歌麿が預けた下絵に、蔦重が工夫をこらした「恋文」を見せ、ぜひ「恋文」の返事をと、かように歌さんのことを考え抜く本屋は二度と現れない、戻っていただけませんか、出来なければ私は出家します。 私の本望は、二人の男の業と情、因果の果てに生み出される絵というものを見てみたい、私も本屋の端くれ、その性(さが)です、と言う。
第46回「曽我祭の変」。 歌麿が加わり、源内が描いたような役者絵、「写楽絵」五十枚の制作が本格化する。 蔦重は、人相の描き分け、顎や眉の形などいろいろ、パズルのような作業を要求する。 源内《西洋婦人図》の蘭画風な工夫、手前がドーーンと大きく、奥がキュキュと狭まり、縁取りの線がないなどの提案もする。 芝居町に耕書堂支店を出し、「写楽絵」五十枚、絵師は「東洲斎写楽」を売り出す。 瓦版では「写楽は平賀源内なるや、と杉田玄白が言い出した」と、宣伝する。
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