傀儡好きに毒饅頭を食わせる計略2025/12/21 08:03

 『べらぼう』第47回「饅頭こわい」。 長谷川平蔵は芝居町で、一橋治済(生田斗真)と瓜二つの阿波蜂須賀家お抱えの能役者・斎藤十郎兵衛(生田斗真)を発見する。 仇討ちチームは、一橋治済の替え玉に、斎藤十郎兵衛を使い、大崎(映美くらら)も引き込んで、二人を入れ替える計画を立てる。 斎藤十郎兵衛には、蜂須賀家の主命として。

 定信は蔦重に、命が惜しいなら、息をひそめ、店を休んで、こもっておれ、というが、番頭のみの吉(中川 翼)が毒饅頭を食わされる。 芝居町では、白河の者が沢山食中りで落命し、一橋治済は定信にご公儀の笑い物だ、隠居してはどうか、当家から世継ぎを遣わそう、と言う。

 蔦重は、傀儡好きに毒饅頭を食わせるのはどうか、と考える。 ふざけんのが、私の分だと。 一人だけ、誰にそれを食わせても許されるお方がいる、上様、太平をもたらす分の役目、公方様だ。 清水家を介して上様に真実を知らせ、治済と対面させることになる。

 清水家では、重好(落合モトキ)が病身を押して、相続の相談をする茶会を準備し、家斉(城 桧吏)と治済を迎える。 家斉は饅頭を素直に口へ運んだが、治済は腹が悪いと言って食べない。 すると、家斉が治済の分まで、平然と食べてしまう。 茶を飲み干した家斉が倒れ、立ち上がろうとした治済も倒れる。

 その裏では、家斉の元乳母・大崎が命をかけて蔦重に残した一通の手紙があった。 定信、栗山、家斉がそれを読む。 「あの方は天、上様こそ最たる傀儡。お父上の悪をお止めください。止められるのは、上様お一人」と、治済の悪行を告発する内容で、家斉もその場で見た、家治(眞島秀和)が這い出して治済の胸倉をつかみ、最期に伝えようとした真実も記されていた。 家斉は、涙を流し、今後の道を栗山に問いかける。

 家斉と、治済が倒れたのは、毒でなく、眠り薬であった。 一橋治済と斎藤十郎兵衛の入れ替えは、まんまと成功、替え玉はお城へ、治済は阿波の孤島へ流されることになる。