春風亭一之輔の「松竹梅」前半2026/01/21 06:50

 お寒い中、お運びいただきまして。 仲入の休憩の後の出番を「食いつき」と申しまして、静める役で。 浅草演芸ホールの初席を終えて、喫茶店でコーヒーを飲んでいたら、笑二がこれから上がるところだと、電話があって、びっくりした。 階段、三段飛びで来た。 土曜日なので、一時間早い。 言われていた、注意力の散漫、「了解です」と返事をしていた。 正月のせいにするつもりはないけれど、出番が多いと延びる。 本来5分なのを、1分半ですみません、温っためて下さい、なんて言う。 電子レンジじゃない。 今日まで、トップから聴いていた。 実にくやしい、最初からやり直してもらいたい。

 今日の一月は、嬉しい。 目まぐるしいから、なくなればいいと、喜三郎が言った。 二月が、そのポジションになるだろう。 三月は、くやしい。 会話がよくわからない。 1月28日は、私の誕生日で、星野源と同じ。 かみさんは、豊島区のガッキー、50メートル離れると、ほぼ同じ。 さかのぼると、五代将軍徳川綱吉が、生類憐みの令を出した日。 松島トモ子が、ライオンに噛まれた日。 なんでこんな話をしているかというと、ネタに対する持ち時間が長過ぎる。 正月は嬉しかった。 友達の誕生会があった。 鉛筆を12本、きれいな包装紙に包んで、遅れて行った、今日のように。 川上君、私の本名、川上君は呼ぶ予定なかったが、来ることになったから、と言われて、踵を返して帰って来た。

 隠居の所に、松さん、竹さん、梅さん、三人揃ってやって来た。 伊勢屋の小僧が手紙を持って来た。 竹も梅も、読めない。 竹が言った、横丁の隠居は普段から知らないことはないと、高慢なツラをしている。 梅は、隠居は何もしていない、ただの穀潰しだって。 手紙を読んでもらえますか。 嫌です。 貸しなよ、手紙ぐらい読める。 果し状ですか、伊勢屋の? ハハハハハ、何だか知らないのか。 若旦那の婚礼の招待状だよ。 かかあをめとるんだ。 めしとる? 賊じゃない。 ご馳走してくれる訳を考えろ。 松竹梅が揃っているから目出度い、余興でもしてくれってんだ。 南無阿弥陀仏? お経じゃない。 芸をしてくれってんだ。 あっちは、飲み過ぎた時、はばかりでやる。 それ婚礼でやってみろ、大変なことになる。 隠し芸だ。 脇の下とか、見せるのか。 婚礼の場でなくても、町を追われるぞ。 けむに巻いて、ストンと言わせるような、得意なことをやれというのだ。 梅は、歴代の横綱を大の里まで、言い立てできる。 立行司だって言える。 みんな同じ名前だ。 竹は、湯屋で町内の下駄、かみさんの匂いを当てられる。 三人で出来る、歌のいいもの、きれいなものなんかだ。 雨上がりに、お天道様に向かって、くるっとケツをまくる。 三人でションベンすると、交わったところに、虹が出来る。 馬鹿な!

 隠居さん、何か教えて下さい。

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