米テキサス州で、図書館から本の撤去要請、その発端 ― 2026/09/14 07:12
見ていないけれど、NHKが『税金で買った本』という図書館についてのドラマを放送中だそうだ。 図書館には、いろいろとお世話になって来た。 世田谷区立の奥沢図書館が、奥沢センタービルの建物の耐震性不足で休館してから、ほとんど図書館を利用することが無くなってしまった。 ネットで予約して、奥沢3丁目の仮事務所に行ったことはあったが、少し遠いので足が遠のいている。 令和8(2026)年末完成予定の、奥沢駅北側の新築建物(奥沢2丁目9番の地上6階建て)の1階部分に仮事務所が移転し、令和9年4月に開設予定だそうだ。 まだまだ、不便が続く。
トランプのアメリカは、いろいろな問題を起しているが、図書館の話もあった。 8月5日の「朝日新聞GROBEグローブ」第356号は「たたかう図書館」だった。 [世界的に評価されている一方、コロナ禍以降にアメリカで「禁書」になったことがある作品](邦題、順不同、「ペン・アメリカ」調べ、複数巻ある場合は巻による)のリストがある。
「ONE PIECE」尾田栄一郎、「ジョジョの奇妙な冒険」荒木飛呂彦、漫画「アンネの日記」アンネ・フランク原作、「進撃の巨人」諌山創、「百年の孤独」ガルシア・マルケス、「海辺のカフカ」村上春樹、「ねじまき鳥クロニクル」村上春樹、「ライ麦畑でつかまえて」サリンジャー、「青い眼がほしい」トニ・モリスン、「カラーパープル」アリス・ウォーカー。
アメリカではコロナ禍の後、「学校図書館」や「公共図書館」で禁書となる本が激増したという。 禁書では、性や人種、LGBTQ、暴力の描写が問題視される場合が多いが、理由がはっきりわからないものも少なくない。
テキサス州の州都オースティンから車で1時間半ほどのリャノ郡は、人口2万人ほどの自然豊かな地域だ。 三つある図書館の一つ、キングスランド支所は、人口7000人ほどの湖畔の地域にある。 敬虔なクリスチャンの女性ボニィ・ウォレスが、行きつけの美容室で「Gender Queer」という本の性的なイラストを見せられ、それが学校の図書館にあると聞き、「サタンがこの町に入り込み、子どもたちを狙っている」というメールを、知人を始め、郡判事、牧師、教師、教育委員など、知っている人全員に送った。 そして、「学校図書館」や「公共図書館」から、彼女が「ポルノグラフィー」と表現する、性的な内容を含む蔵書の撤去や、閲覧制限を求める活動を始めた。
ウォレスの行動と前後して、テキサス州下院で一般調査委員会委員長のマット・クラウス(45)、共和党所属で中絶禁止などを主張する保守政治家が、州の教育庁や学区の教育長宛ての要請を出した。 「テキサス州内の多くの学区が、最近、生徒や保護者、納税者からの異議申し立てを受け、図書室や教室から本を撤去した。添付するリストに掲載された本が学区内にあるかどうか、リストになくても「人種や性別に起因して生徒に不快感や罪悪感・苦痛を与える可能性のある内容を含む書籍」があるかを確認してほしい」と。 この「クラウス・リスト」には約850冊が掲載され、LGBTQや性教育、人種に関する本が多く含まれていた。
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。
※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。