バブル崩壊とセゾングループ ― 2013/12/30 06:39
25日の「等々力短信」第1054号「経営者で文化人」の堤清二さんだが、ス ペースがなくて書けなかったことを書いておきたい。 「証言そのとき」「詩と 芝居と経営と」という朝日新聞のインタビューにあった話だ。
間もなく65歳になるので引退を考えて手を打ち始めていたら、バブルがは じけた。 困難に直面した会社を助けないといけないけれど、堤清二さんが言 わないと助けられない。 セゾングループをコントロールする権限が、自分の ところに集中している状態がよくなかった。 グループの経営は、共和主義だ と言っていて、各社の株式を持ち合いにして、グループがまとまるようにと考 えていた。 でも、持ち合いが進むと、半分独立、半分グループということで、 帰属意識も、業績にもばらつきが生じた。 いったん権限を分散しちゃうと元 には戻らない。
バブル崩壊に伴う巨額の損失処理は、99年ごろから本格化した。 西友子会 社のノンバンク、東京シティファイナンス(TCF)の処理は、金融機関による 債権放棄2千億円、西友負担2800億円、TCFの自己負担1300億円に上った。 うち西友とTCF分には、両社の増資をグループ各社が引き受けた額も含んでい た。
TCFの数字が、どうもおかしい、論理的でない。 調べさせると、大穴が開 いていた。 大穴を何とか埋めようとして、その穴をさらに大きくした。 グ ループ内で、ほかに西洋環境開発が巨額の不良債権を抱えていた。 いずれも バブル期の不動産投資が主な原因。 西環は2000年、東京地裁に特別清算を 申請した。(つづく)
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